近くで山が噴火。その対策と対処法は?

火山灰とは?

比叡山ドライブウェイ

活火山は、日本各地に存在します。桜島や阿蘇山、浅間山のように、つねに噴煙を上げている山ならそれなりの心構えもできます。ところが、2014年の御嶽山のように噴火警戒レベルがもっとも低い1(平常)にもかかわらず、大きな噴火が起こった例もあるので油断はできません。

噴火による災害は、噴石の落下や火砕流がよく知られるところですが、それらの災害から離れた場所でクルマを含めた日常生活で問題になるのが火山灰です。

火山灰とは噴火によって出る灰で、降灰とも呼ばれます。粒子が小さいため、広範囲に降り積もります。

そのため気象庁は、降水確率だけでなく火山灰が降る地域や量などの情報を伝える「降灰予報」というのも運用しています。この降灰予報が1mm以上の場合は、運転を控えるべきと言われています。

火山灰というからには、木や紙を燃やしてできる灰と似たイメージがありますが、じつはまったく異なるもので、ガラスや鉱石、古い岩石の破片が主成分で「ガラスの破片」と例えられることもあります。

ふわふわしているイメージがありますが、目や体内に入ると健康に悪影響を及ぼすため、ゴーグルやマスクは必須です。

火山灰はどのような被害がある?

火山灰は視界の妨げとなり、交通に大きな影響を及ぼします。

約0.5mm降り積もっただけで、横断歩道やセンターラインなどの白線が見えにくくなり、さらに路面が滑りやすくなります。降灰時には、見通しが悪くなりますし、ワイパーを作動させるとガラス片がウインドウを傷付けることもあります。降灰時には、ウォッシャー液を使って灰を流しながらワイパーを使います。

また、車のタイヤが巻き上げた火山灰によって、歩行車などの健康被害も心配されています。

火山灰が地面に堆積している場合、交通状況や歩行車を気遣う慎重な運転が求められます。視界が悪い場合はヘッドライトの点灯も忘れないでください。

火山灰は雨などの水分を含むと、粘土状になるものもあります。電線に付着するとその重みで電線が切れたり、漏電したりという二次被害も懸念されます。

車への影響も小さくはない

また火山灰は、エンジンルーム内にも侵入します。

エアクリーナーやオイルフィルターにまで汚れが付着することがり、目詰まりを起こすと、エンジンが本来のパワーを発揮できなくなりますし、室内に導入する空気からチリやホコリを取り除くクリーンエアフィルター(ポーレンフィルター)にも汚れが付着します。

火山灰が降った後は、念のためそれらフィルター類を新しいものに交換しておいたほうが良いでしょう。

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