日本ではイヴォークのみ!? SUVのオープンカーはなにが魅力?

レンジローバー イヴォーク

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日本では、気候やライフスタイルの影響もあって市場の小さいオープンカーですが、その爽快感は他に代えがたいものです。屋根の取り外せる(格納できる)オープンカーは、スポーツモデルイメージが強い車種です。しかし、過去にはレジャービークルを始めとしたRVでも多く見られました。その波は、ふたたびの起こるのでしょうか?
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SUVカテゴリにも押し寄せた「オープンカー」
オープンカーのメリットは…
SUVとしての強み…
「日産 ムラーノ」にカブリオレモデルが!!

SUVカテゴリにも押し寄せた「オープンカー」

2016年から今年にかけて、北米では高級SUVモデルの売れ行きが好調のようです。なかでもレンジローバー イヴォーグは、2012年には北米カーオブザイヤー(トラック部門)を受賞するなど人気の車種となっています。

このイヴォーグのラインナップに、コンバーチブルがあります。

3ドアクーペをベースとし、電動開閉式ソフトトップを装備。18秒でオープン、21秒でクローズと、急の雨にも対応できる現代のオープンカー装備としています。

3ドアであることからも、これまでスポーツクーペが担っていたマーケットを奪う、野心的なモデルです。

オープンカーのメリットは…

オープンの最大のメリットは、いうまでもなく解放感です。風を受け、また日差しを感じ、空の下ドライブするのは最高に気持ちの良いものです。そのメリットを享受できるのは、これまでスポーツタイプか無骨なRVのいずれか。スタイリッシュなSUVへの投入は、珍しいケース。

スポーツモデルにおいて、軽量化・低重心化の効果もあるのがオープン化のメリットでした。またスポーツモデルは、室内空間が狭いことから、その解決策としての効果もありました。

とはいえ、現代のモデルではオープン化にともなう車体の設計変更と、電動格納ギミックの搭載により、車重(および価格)が増えてしまうというネガも指摘できます。

さらに日本に限っていえば、梅雨や台風など、雨天の多い気候であるため、あまりオープン/コンバーチブルモデルは売れないという実情があります。それでも、オープン時の爽快感は他に代えがたい魅力があるのも事実です。

SUVとしての強み…

SUV人気の理由のひとつに、アイポイントが高ことからくる乗りやすさがあります。またヒップポイントが高く、乗り降りしやすい。そしてこれがオープンになるのであれば、空が近い感覚を得られるのは間違いないでしょう。

また未舗装路などを走るシチュエーションでは、その場所の空気を肌で感じられるアクティビティとして活躍。想像以上に爽快なクルマに仕上がっている可能性がありますね。

そんなSUVオープンですが、日本のメーカーにも存在していました。それが日産 ムラーノ クロスカブリオレです。

「日産 ムラーノ」にカブリオレモデルが!!

ムラーノ クロスカブリオレは、2010年のロサンゼルス国際オートショーで発表され、翌年から販売されたモデルです。日本には導入されていないので、実車を目にした方はほぼいないと思いますが、日産も思い切ったモデルを投入したものです。

しかし、やはりというべきか、販売が振るわなかったのか、ムラーノクロスカブリオレは2014年に生産終了がアナウンスされました。

ちなみに車重は、ノーマルより100kg増。価格は480万~となっていました。

ニッチな路線ではありますが、SUVオープンがどのように市場に受け入れられ、どういった層が購入するのか、非常に気になるところでもあります。

レンジローバー イヴォークと日産 ムラーノでは、車格が違うので直接比較はできないのですが、日産が失敗して撤退した市場にあえて勝負を挑んだイヴォーク コンバーチブル。

今後、他メーカーが追随するかは、イヴォーク コンバーチブルの成功にかかっているのかもしれませんね。
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