ウチの車に付いてないリアビューカメラ。後付けできる?

リアビューカメラ

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バック時にドライバーの死角を減らす便利アイテムが、リアビューカメラです。新車でないと取り付けられないと思っている方が多いようですが、リアビューカメラキットがいくつのアフターパーツメーカーから発売されていますし、ちょっとした知識があればDIYでも装着できるのです。
Chapter
リアビューカメラをDIYで取り付けよう
リアビューカメラDIY取付に必要な知識・スキル・工具
リアビューカメラの取り付け手順

リアビューカメラをDIYで取り付けよう

リアビューカメラキットは、カメラと配線(ケーブル、電源ハーネス)で構成されています。

取り付け手順は、以下の通り。多くの車で共通です。

1)カメラの取り付け位置を決める
2)カメラの配線を引き込む
3)電源を配線する
4)カメラの出力端子をモニターの入力端子に接続
5)作動テストおよびカメラ角度の微調整

リアビューカメラDIY取付に必要な知識・スキル・工具

リアビューカメラを取り付けるためには、自動車の内装を剥がせること、配線がわかること、必要な工具を用意出来ること、そして最悪故障してももとに戻せる自信と度胸が必要です。

車の内装は、ほぼクリップで止められているのですが、見えない箇所にネジやボルトが使われていることがあります。もしクリップのひとつが外れてなかったとしても、最悪でもクリップの破損で済みますが、ネジやボルトで固定された箇所では内張りが破損します。作業前には、どこにネジやボルト類があるのか、調べておく必要があります。詳しくは、愛車のサービスマニュアルを手に入れるか、ググりましょう。

必要な工具は、ペンチ、内張り剥し、超強力両面テープ、レンチ、ドライバーなど。特に内張り剥しは内装を外すための専用工具で、これを使用しないと内装そのものを破損してしまう可能性があります。それぞれ1,000円もしない値段ですし、あれば愛車のDIYの自由度が広がるので購入を検討したいですね。

気軽にできる簡単DIYとは言えないため、不安な方や工具を取揃えるのが面倒といった方は、整備工場や自動車用品量販店に取り付けを依頼しましょう。

それでは、手順を詳しく見ていきましょう。

リアビューカメラの取り付け手順

1)カメラの取り付け位置を決める

すべての作業の前に、配線をすべておこなって映像が映る状態で動作とカメラの向きを確認してください。その後、電気配線に触るので、安全のためエンジンを切るのはもちろん、バッテリーのマイナス端子も外して、実際の作業に移ります。

リアビューカメラの取り付け場所は、リアナンバープレートの上部、ナンバー灯付近が一般的です。理由は、ナンバー灯のサービスホールを使ってカメラの配線をするからです。カメラは後から微調整出来るよう、仮止めしておきます。

間違ってもドリルでボディに開孔してはいけません。無闇に開孔すると、防錆剤、塗装、ゴムパッキンなどが必要になり、水漏れの原因ともなります。また、下取り査定時に大きく減額されます。

2)カメラの配線を引き込む

次に車内側から、ナンバー灯裏側の内張りを剥し、サービスホールからカメラの配線を引き込みます。

配線を引き込めたら、モニターやナビに映像を出力するため、車体の前方まで配線します。このとき電気配線はトランクやラケッジ内に残し、映像出力コードのみ前方まで引き込みます。

室内は、足元に這わせるように配線します。フロアカーペットを剥がして配線するよりも、左右のドアステップを剥し、その内部に配線すると簡単かつそこそこ綺麗に仕上がります。前方足元まで辿りついたら、映像出力コードの配線は一段落です。

3)カメラの電源を配線する

次に残った電源コードを配線します。

リアビューカメラは通常、リバース時に後方の様子をモニターに映し出します。言い換えれば、リバース時のみ通電すればよいわけで、電源はリバース時のみ機能(通電)する、バックランプの配線から取ります。

バックランプ付近の内張りを外し、配線を探します。発見したら、後退灯のプラスコードにリアビューカメラのプラスコードを接続。マイナスコードは、車体にアースとして接続します。アースは配線付近にマイナスコードを車体に接続しているボルトがあるはずです。見つけたらリアビューカメラのマイナスコードを確実に接続します。

4)カメラの出力端子をモニターの入力端子に接続

リアビューカメラの映像出力コードの配線に戻ります。いよいよモニターと接続です。

モニターは、インダッシュ式ナビや外部モニターなどがありますが、ようは黄色い映像入力端子を備えていればOKです。外部モニターなら、映像出力コードが邪魔にならないよう上手く配線して接続すれば終了です。

インダッシュ(埋め込み)式ナビの場合は、グローブボックスとナビ付近の内装を剥がし、ナビ裏側の映像入力端子に接続する必要があります。作業は面倒ですが、室内がスッキリするので、できればナビに入力したいですね。

5)作動テストおよびカメラ角度の微調整

ここまでの作業が終了したら、バッテリーにマイナス端子を接続し、エンジンを始動、リバースギアに入れてみましょう。モニターに映像が映れば成功、映らなければ原因は映像コードの配線か、電気配線しかありません。徹底的にチェックしましょう。作動テストが終わるまで、内張りを戻さないほうがいいですね。

無事に映像が映ったら、仮止めしておいたカメラの位置や角度を微調整。場所が決まったら、強力両面テープで接着して終了です。秋は連休があるので、ぜひ挑戦してみてください。

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