今年でデビュー40周年!ポルシェ911に代わるべく企画された928って?

928誕生の背景

ポルシェ928 1978

ポルシェ928の開発が始まったのは1973年のことでした。

当時、RR(リアエンジンリアドライブ)のパッケージに限界を感じていたポルシェは、主力車種(現在もですが)であったポルシェ911に代わるモデルとして、ジャガーEタイプやフェラーリ12気筒、メルセデス ベンツSLなどの高級車をターゲットとした車両を開発することになります。

そして1977年3月、新世代ポルシェのフラグシップとして登場したモデルが、928です。

928は、シリンダーバンク角90°の水冷式V8エンジンをフロントミドに搭載したFR。排気量は、4.5Lで始まり、最終モデルでは5.4Lまで拡大されていました。

車重の前後配分を理想的な数字に近づけるため、ミッションエンジンから切り離し、リアアクスルに置くトランスアクスル方式を採用。水冷エンジンは、コグドベルト駆動、油圧タペットに加えて、リアのトーをコントロールするヴァイザッハアクスルも採用するなど、当時としては最新鋭の技術を惜しみなく導入していました。

ドア、フロントフェンダー、ボンネットにはアルミニウムを採用

928の量産は、1978年モデルから開始されました。軽量構造のボディに焦点が当てられた設計であったため、フロントフェンダー、ボンネットやドアはアルミニウムを採用。

ボディに一体化されたプラスチック製バンパーの後背部には、アルミ製パーツが組み込まれており、時速8km/h以下で衝突した場合には衝撃を吸収した後も、損傷することなく復元します。

丸型の電動ポップアップヘッドライト。丸みを持たせたハッチバックスタイルは、リアリッドの大型ウインドウが存在感を放ちます。

それでは簡単に歴代モデルを紹介してみましょう。

ポルシェ928 歴代モデル

928(1978-1982年モデル)

ポルシェ 928

※画像左

初期モデルの928は、フロントおよびリアスポイラーを装備していないスタイルが特徴。丸みを帯びたリアエンドこそ、見紛うことのない928を特徴づけるデザインです。928の4.5Lエンジンは、240psの最高出力を生み出しました。

928 S(1980-1986年モデル)

※画像右

1980年に発表された928 Sは、ブラックのフロントおよびリアスポイラー、ボディカラー同色のサイドプロテクションストリップ、そしてサイドインジケーターライトを装備しています。

エンジン排気量は、4.7Lと5.0L(1986年モデル)。最高出力は、300ps(1984年モデルでは310ps)を実現。触媒コンバータが採用された1986年モデルでは、288psにダウンします。

928 S4(1987-1991年モデル)

ポルシェ928 S4 

928 S4は、エアインテークを備えた丸みのあるフロントエプロンがデザインアイコンとなっています。

傾斜したリアエンドではフラッシュサーフェスデザインのワイドなテールライト、後方に突き出たブラックのリアスポイラーが視線を引きつけます。5.0Lエンジンを搭載し、最高出力320psを発揮しました。

928 GT(1989-1991年モデル)

ポルシェ928GT

928 GTは、928 S4よりも「GT」の名にふさわしく、さらにスポーツパフォーマンスが高められました。さまざまな改良が加えられ、エンジンの最高出力は330psまでアップ。独創的なデザインのホイールも特徴でした。

928 GTS(1992-1995年モデル)

ポルシェ928GTS

928モデルの進化が結実した928 GTSには、張り出したリアフェンダー、レッドのリアライトパネル、ボディカラー同色のリアスポイラー、カップ デザインのドアミラー、そして17インチ カップ ホイールが標準装備されました。エンジン排気量は、5.4Lとなり最高出力は350psを発生。全幅は45mm拡大されています。

当時の最新鋭技術を投入したポルシェ928シリーズでしたが、911シリーズの代替となるわけでもなく1995年に生産を終了しました。

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