ドイツ車では、Vクラスのみ!? BMWやVWから箱型ミニバンは、誕生しないのか?

ドイツのミニバンといえば

ドイツ車でミニバンといえば、メルセデス・ベンツ Vクラス、VW ゴルフ トゥーランとシャラン、BMW 2シリーズ グランツアラーとアクティブツアラー。そして日本では販売されていないオペル ザフィーラ、ヴィヴァーロなどがあります。

ボディタイプで分類すれば、メルセデス・ベンツ Vクラスとフランスのルノーと共同開発されたオペル ヴィヴァーロは、アルファードのような箱型スライドドアを持つミニバンですが、それ以外はステーションワゴン系です。

日本ではアルファードのような箱型が主流で、ドイツではステーションワゴン型が主流になっているのは、鮮明な対比で興味深いですね。

ドイツで箱型ミニバンが1台しかないのはなぜ?

メルセデス Vクラス

ドイツ製箱型ミニバンを代表するVクラスは、どのような車種なのでしょうか?

Vクラスは、商用バンのヴィトーと基本部分を共用しています。メルセデス・ベンツの商用車部門が開発した、唯一の乗用車というわけです。商用バンとしてみれば、箱型ボディは積載量が多く、仕事の効率が上がります。ヴィトーの乗用バス仕様は9人乗りですが、各乗員に十分なスペースを提供できる点で、箱型の空間効率が最大限に活かされています。

対するVWシャラン、トゥーラン、BMW 2シリーズ ツアラー系は、生まれながらの乗用バンです。運送業務レベルの積載を考慮する必要はありません。人間を第一に考えた使いやすさを考慮した結果、ステーションワゴン型に落ち着いたものと思われます。

他にもドイツ人は、走りの良さと車のスタイルにこだわるという理由があると言われます。BMWが2シリーズにミニバンを設定すると発表した時、多くのBMWファンから、「走りを悪くしないで欲しい。ミニバンのような不格好な車を作らないで欲しい」との要望があったとのこと。

ミニバンが不格好かはさておき、確かにミニバンとセダンを比較すると、重心の高いミニバンはロールも大きくなりがちで、日常走行でも曲がり角で不用意に頭を揺さぶられることがあります。ドイツのユーザーには、この挙動が許せないのでしょう。箱型ミニバンが流行らない理由の、ひとつになっていそうです。

とはいえ、Vクラスは国産ミニバンと比較すれば、足回りは硬く、ボディの頑強さが伝わるほど堅牢。ロール感など、無いも同じです。直進安定性も非常に高く、高速域での快適な運転を楽しむことができ、さすがはメルセデスと唸らせるほどです。

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2022年以降、VW I.D.BUZZが登場!

VW I.D. BUZZ

箱型ミニバンの少ないドイツですが、VWから新車種が誕生します。それが、VW I.D.BUZZです。

完全なEVで、パワートレーンはすべて床下に設置。車両重心が低く、2m近い全高でも安定した挙動を示すものと予想されます。さらに動力性能は、ポルシェ 911カレラとほぼ互角。それでいて使い勝手は、Vクラスと互角となれば…。

発売は、2022年以降。その時、Vクラスがどんな進化を遂げているか、いまから楽しみですね。

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