いくらになる?唯一の未走行車「マツダ RX-7 グループBラリーカー」がオークションに出品!

未使用のRX-7ラリーカーがオークションに!?

マツダ RX-7

※写真は初代サバンナ RX-7

現在、ヒストリックカーは非常に人気が高く、そのマーケット(オークション)は、活況を呈しています。そんなオークションの目玉となるのは、往年のレースカーやワンオフ的なスペシャルモデルなので、庶民としても非常に興味深いモデルが競りにかけられるわけです。

そんなヒストリックカーオークションで有名なRMオークションが、2017年9月6日にロンドンで開催され、そこにマツダ RX-7のグループBラリーカー、それも実戦未投入の個体が出品されるというのです。

若い世代の方は意外に思うかもしれませんが、1978年に発表された初代RX-7(SA22C型)は、1981年からWRC(世界ラリー選手権)に参戦していました。

1984年には、WRCトップカテゴリであるグループBに参戦すべく12Aロータリーエンジンから13Bロータリーエンジンに変更(欧州のSA22C型には13Bが塔載されたモデルが存在)、チューニングを行い、300馬力~を発揮したとされています。

当時のグループBは、アウディ スポーツクワトロ、ランチア ラリー037、プジョー 205T16、日本車では日産 240RS、トヨタ セリカなど、戦闘力の高いモデルが群雄割拠する時期でもありました。

そんななか、古典的レイアウトのFRモデルであるRX-7は苦戦するのですが、85年のアクロポリスラリーで3位と6位に入賞する健闘をみせます。と同時に、これがRX-7のWRCでのベストリザルトとなったのでした。

過給機なしのロータリーエンジン、そしてFRレイアウトでは戦闘力が足らなくなっていた…ともいえるわけで、栄光無き時代の狭間のモデルという存在だったのかもしれません。

その後、1986年に狂気のマシンと呼ばれたランチア デルタS4を駆るヘンリ・トイヴォネンの事故死により、グループBは終了…。マツダは4WDによる戦闘力向上をはかり、ファミリアをベースとした323 4WDでグループAに参戦していくこととなります。

RX-7 グループB仕様は、いくらで落札されるのか…

マツダ RX-7のWRCでの歴史を紹介しましたが、今回オークションにかけられるのは、そのRX-7をベースとし、7台のみ生産されたという本物のグループB仕様「MAZDA RX-7 Evo Group.B」です。

シャシーナンバーMRTE 019のこの個体は、1985年に製造されたもの。車体ナンバーの”MRTE”というのは、マツダ・ラリーチーム・ヨーロッパの略。当時ベルギーに拠点を置いて活動していたそうです。

グループB参戦当初、マツダ・ラリーチーム・ヨーロッパでは、20台ぶんのシャシーやパーツを用意していたのですが、完成されたボディは7台のみ。6台は実戦に投入され、MRTE 019のみ実戦に使われず大切に保管されてきました。

ちなみに現存するグループBカーのなかで、唯一WRCで走行しなかったモデルでもあるそうです。

オークションのカタログによれば、落札予想価格は17万〜19万ポンド(日本円で、2,400万〜2,700万円)となってます。

とはいえ、1984年式のアウディ スポーツ クワトロ(公道仕様ホモロゲモデル)が、2016年にオークションにかけられ、約6,000万円で落札されたそうですから、今回のRX-7グループB仕様、それも実戦では使用されなかった貴重な個体という肩書があるのですから、日本のクルマ好きとしてはアウディに迫る価格で落札されたら嬉しいですよね。

この伝説的モデルが、どんなオーナーの手に渡るのか興味津々でもあります。

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