超箱型ボディ!ポルシェ911と互角の速さのEVトラックに世界が大注目!

Bollinger Motors B1

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2017年7月27日にあるEVが発表されました。その最高出力は360hp、0-60マイル加速はポルシェ911カレラと互角の4.5秒!どんなスポーツカーかと思いきや、レトロチックな箱型トラックということで、世界中から注目が集まっています。
Chapter
Bollinger B1(ボーリンガー ビーワン)とは?
Bollinger B1の価格と販売方法
Bollinger B1は日本の公道を走行できるのか?

Bollinger B1(ボーリンガー ビーワン)とは?

2017年7月27日、アメリカのニューヨーク州に本拠を置くBollinger Motors(ボーリンガー モータース)が発表した、モーターのみで走行するEVトラックが、Bollinger B1(ボーリンガー ビーワン)です。

ボディタイプは、コンバーチブルフルキャブとハーフキャブの2種類。最大出力と静止加速性能でポルシェ911カレラとほぼ互角ながら、ボディデザインは空力特性とは無縁の完全な箱型です。

レトロでありながらシンプルでオシャレな外観に世界から注目が集まり、発表後数日以内に同社フェイスブックへのアクセスは15万オーバー、同社公式HPは6万オーバー。ある調査によれば、B1の購入予約申込を考えたいとする人が6,000人とされ、結構な人気ぶりです。

Bollinger B1のボディサイズ

Bollinger B1(ボーリンガー ビーワン)の全長は、意外に短く150インチ(3,810mm)。全幅と全高は、76.5インチ(1,943mm)と73.5インチ(1,867mm)のアメリカンサイズです。

箱型ボディのため車両4隅の確認は容易ですし、6m道路なら取り回しも問題なさそうです。乗車定員は4名です。

Bollinger B1の積載性

圧巻なのは、全長いっぱいに限りなく近い12フィート(3,657mm)の長尺物を積載できること。その秘密は、フロントトランクからリアトランクまで、シートの間を伝って繋がっているためです。全長を目一杯使って、木材やスキー板、釣り竿などのレジャー用品も搭載可能です。

Bollinger B1のパワートレーン

B1のパワートレーンは、すべて床下に収められています。これによりフロントトランクの設置と前後トランクスルーを実現できました。

前後輪にそれぞれモーターが配され、バッテリーも左右均等に配置。前後左右で均等な重量物配置で、発表では前後重量配分は50:50とのこと。おそらく左右でもほぼ均等と考えられ、スバルAWDのように走行安定性の高い車両になっていそうです。

駆動方式はAWD。前後のモーターがそれぞれ前後輪を駆動させます。ミッションは前後各Hi/Loの2段式。前後に電子ロックデフを搭載。パートタイム4WDを想起させるミッション系です。

Bollinger B1のモデル構成

B1は搭載バッテリーにより、60kWhと100kWhの2つのモデルが設定される予定です。

60kWhモデルなら航続距離は120マイル(約193km)、充電時間はJ1772レベル2対応普通充電で7.3時間、CHAdeMO対応急速充電で45分。

高出力な100kWhモデルだとそれぞれ200マイル(約320km)、12.1時間、75分。ガソリン等価換算燃費にすると、67.4MPGe(28.64km/L)とのことで、環境はもちろんお財布にも優しい仕様です。

Bollinger B1の動力性能

B1のスペックは、最高出力=360hp(365ps/268.4kW)、最大トルク=472lb-ft(65.14kgm/640Nm)、0-60マイル加速=4.5秒、最高速度=127mph(204km/h)、パワーウエイトレシオ(以下PWR)は10.8lbs/hp(4.8kg/ps)です。

ポルシェ911カレラは、それぞれ370ps、450Nm、0-100km/h加速4.6秒、295km/h、4.32kg/ps。最大トルクでポルシェを凌駕し、最高出力と静止加速は互角です。

なおBollinger B1のPWRは、現行型スバル WRX STIとほぼ同じ。なかなかのスポーツぶりですね。

Bollinger B1の走破性能

B1のオフロード走破性はアップローチ、ランプブレークオーバー、デパーチャーの各アングルがそれぞれ、56°、33°、53°でスズキ ジムニーと互角です。

さらに最低地上高が10-20インチ(254-508mm)の間で調節可能です。

Bollinger B1の価格と販売方法

Bollinger B1の販売価格は、2017年8月現在、未定。年内には決定するとのことです。Bollinger Motorsは、現在量産体制の確立に努めているとのことで、生産コストが確定してからのプライシングと考えられます。

Bollinger Motors公式サイトにて、購入予約可能。対象国には日本も含まれているので、興味のある方は早目に予約したほうが良いでしょう。予約金は、1,000ドル(約11万円)です。

Bollinger B1は日本の公道を走行できるのか?

Bollinger B1が日本に輸入され、公道を走行できる可能性は高いと言えます。その理由は、日米とも国連の車両等の世界技術規則協定(1998年協定)に加盟しており、保安部品や基準はほぼ共通。

さらに充電プラグは、日米共通のJ1772とCHAdeMOに対応(基本の電圧が異なるので、そのあたりは解決の必要がありそう)していますから、最低限のローカリゼーションで、日本の車検に通る可能性は高いでしょうね。

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