ファミリアバンがモデルチェンジ? いつごろになる?

マツダ ファミリアバンとは?

マツダ ファミリアは1963年、トラックメーカーだった東洋工業(マツダ)が、軽自動車キャロルに続いて発売した乗用車です。

マツダ車としては2番目に古いブランドであり、しかも初代ファミリアは、商用のライトバンが最初に発売され、乗用ワゴンやセダン、クーペ、トラックは遅れてラインナップに追加されることになります。つまり、ファミリアバンはファミリアのなかでも最古参。由緒正しい車種です。

その後、ファミリアとともにモデルチェンジを重ね、6代目まではマツダオリジナルでしたが、1994年に発売された7代目からは日産 ADバン(現NV150AD)のOEM供給モデルとなります。現行モデルは、2007年より販売されている9代目です。

ファミリアバンの売上台数は?

無題

自販連の統計データによると、2017年6月のファミリアバンの新車販売台数は149台です。もしもファミリアバンが単独モデルなら、モデル廃止レベルの販売台数です。

しかし、ファミリアバンはNV150ADのOEMモデル。同じくNV150ADのOEMである三菱 ランサーカーゴの76台も日産NV150ADの1,945台に含めると、NV150AD全体では2,170台が販売されています。

同月のデータでは、日産 NV150ADのライバル車であるトヨタ プロボックス/サクシードの合計は4,392台。NV150AD陣はダブルスコアで圧倒されています。

じつは激戦区のライトバン市場

トヨタ プロボックス

日本のライトバン市場は、事実上、日産 NV150ADとトヨタ プロボックス/サクシードの2台で独占されています。トヨタ陣営が63%強のシェアを握り、日産陣営は残り37%弱です。市場規模は月販5,300台前後と極めて小さく、他車の新規参入は極めて困難です。

現代の商用車は、長期生産が前提となっています。販売台数が多く見込めないこと、1台あたりの利益が少なく、収益が損益分岐点に達するまで長期間かかること、プロユースの道具として磨き上げてあること、などが主な理由です。

ベース車両のモデルチェンジや、車台を刷新しなければ保安基準に適合できないなど、大規模な変更でもない限りモデルチェンジする必要はありません。

日産 NV150ADはウイングロードがベースですが、トヨタ プロボックス/サクシードは商用車専用設計車のため、上記事情を勘案した自動車造りがされているはず。本当に商用車には、乗用車のように積極的にモデルチェンジする理由が無いのです。

ファミリアバンのモデルチェンジはあり得るのか?

答えから言えば、ありえます。ファミリアバンのモデルチェンジは、日産とトヨタのシェア争いの大切なカードです。

ファミリアバンの販売数は、ライトバン市場で2%を占めています。ファミリアバンモデルチェンジ問題は、いまや日産とトヨタの覇権争いでもあります。

折しもトヨタとマツダが資本提携を発表し、2017年10月に株式交換が実施される予定です。トヨタはマツダに小型商用バンをOEM供給すると発表しています。それがプロボックス/サクシードであろうことは、想像に難くありません。

さらに2017年内でマツダ プレマシーが生産終了し、日産へのOEM供給も終了で、日産からのNV150ADの供給も終了すると見るのは妥当です。時流を読むと、次期ファミリアバンはプロボックス/サクシードのOEMとなりそうです。

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