ロータリー復活宣言!? 2020年までにEVに活用される?

時代がEVへとシフトする中で、意外な存在感を放つロータリー

マツダ デミオ 2016

※画像はデミオ

2017年10月に行われる東京モーターショーで、マツダがロータリースポーツを発表するかが話題となって久しいところです。やはりマツダのフラッグシップスポーツは、唯一無二の技術であるロータリーエンジンであって欲しいというファンの切なる願いもあります。

それとは別に、2017年4月、マツダは電気自動車にロータリーエンジンを活用したレンジエクステンダーの開発を行っており、2019年頃に米国での発売を目指していることを発表しています。

となると、思わぬカタチでロータリーエンジンが復活するということになりますね。しかし、これは驚くことではなく、2013年にロータリーでのレンジエクステンダーEVの開発に成功しているのです。

環境問題への意識も高いマツダ

マツダは、デミオをベースとしたEVを2012年に自治体、企業向けにリース販売しています。そのデミオEVをベースに、330ccのロータリーエンジンを搭載した「マツダ RE レンジエクステンダー」を翌年に発表しています。

デミオEVの航続距離が200kmであるのに対し、このREレンジエクステンダーはその倍の400kmに航続距離を増やすことができるのだそう。

レンジエクステンダーのエンジンは、発電機の役目をはたします。つまり発電さえできれば、エンジンはガソリンでもディーゼルでも構わないわけですが、マツダはロータリーを選択しているのが興味深いところです。

ロータリーを選んだ理由としてまず考えられるのは、コンパクトであるということです。

EVにおける発電機は、乗員や荷室のスペースを取る邪魔な存在。だからこそ、コンパクトで軽量なロータリーエンジンは都合が良かったというわけです。

また、発電機はある一定の回転で回り続ければ良いので、その点ではパワーを追求する必要が無く燃費もそれほど悪くはならず、エンジンノイズに関しては、単気筒などよりも静かになることが予想されます。

さらにロータリーエンジンの特性として、ある程度、燃料の融通が効くという利点が挙げられます。灯油や軽油でもエンジンが稼働した、という都市伝説的な話もありますが、事実として、水素とガソリンどちらでも稼働するバイフューエル仕様のロータリーエンジンが開発済みですから、今後変動する可能性のある燃料事情にも対応しやすいというメリットもあります。

つまり、マツダは環境意識が非常に高く、先見の明があるメーカーでもあるのです。

極めてリアリティのあるEVでのロータリーエンジン復活

マツダ デミオ 2016

※画像はデミオ

このように、マツダはすでにEVにおけるレンジエクステンダー動力として、ロータリーエンジン開発を完了。その後も、次世代に通用する技術として開発を継続していたと考えるべき。

2019年にロータリーエンジンを活用したレンジエクステンダーの発売を目指しているという発表は、リアリティのあるものなのです。

また、好調の日産ノートe-Powerに対抗するレンジエクステンダーモデルとして、マツダがデミオEVをマーケットに投入するのはほぼ確実ともいえそうですね。

ロータリーエンジン復活とはいえ、駆動はモーターになるので、往年のファンとしては、あのロータリー独特の甲高い咆哮と加速感を味わえない…と落胆するかもしれませんが、それは今後発表されるであろう新型ロータリースポーツに期待をしましょう。

なにより私達が喜ぶべきは、マツダのロータリーエンジンの技術が確実に次世代に継承されていくという事実ではないでしょうか。

この記事をシェアする

関連する記事

最新記事