輸入車に負けない!ワイド&ローな国産車5選

レクサス LC 2018

※この記事には広告が含まれます

かつての国産車は現在のモデルと比べると、非常にコンパクトでした。これは、当時の道路事情や、ボディサイズによって税金が違うといった点からの潮流といえます。しかし現在、気付けば国産車も大型化していますよね。そのなかでも輸入車に負けない、ワイド&ローなモデルを紹介しましょう。
Chapter
国産車が大型化した理由
①レクサスの新型クーペ「LC500」
②バブル期のあだ花!?「三菱 GTO」
③日産の名車!「フェアレディZ Z32型」
④押しも押されぬレクサスのフラッグシップモデル「LFA」
ラストを飾るのは…ホンダ謹製「新型NSX」

国産車が大型化した理由

冒頭で述べたように、80年代までの国産車は、現在に比べると小さい(幅の狭い)ボディが多く販売されていました。

これは、ボディサイズによって税金が違ったためです。それが変更されたのは、1989年にアメリカ合衆国から「日本のボディサイズによる課税は、非関税障壁である」として外圧をかけられたためでした。これを期に、2.0L以下のモデルでもボディサイズを拡幅したモデルが増えたわけです。

その一方で、国内のスポーツカー市場は縮小傾向にあり、メーカーとしてスポーツカーは主要マーケットである海外をメインに開発することになっています。また、現代のスポーツカーが求める性能を達成するためには、ある程度のトレッド幅を確保しなければなりません。

つまり、国外で販売するスポーツカーは、日本市場だけを見て開発されてはいないのです。

今回は、そんなワイド&ローな国産代表モデルを紹介しましょう。

①レクサスの新型クーペ「LC500」

2017年に発表されたレクサスの新型クーペ、LC500/LC500hは、現在の国産スポーツを代表するワイド&ローモデルです。

ワイド&ロー比率を、全高÷全幅で数値化していきましょう。この数値が小さいほど、ワイド&ローという計算になります。

【レクサス LC500】
全高1,345÷全幅1,920=0.700

1,920mmという圧倒的な全幅と刺激的なフロントマスクが、国産車離れした強烈なインパクトを見せつけてくれる1台です。

②バブル期のあだ花!?「三菱 GTO」

90年代三菱のフラッグシップスポーツが、GTOでした。3.0L V6ターボ、AWD、アクティブエグゾーストシステムや可変リアスポイラーなど、当時の技術の粋が盛り込まれたスポーツクーペ。憧れた方も多いのではないでしょうか。

しかし、FFセダンのディアマンテベースであったことから、フロントヘビーで走らないという声も多く、スポーツカーとしてはR32 GT-Rも登場していたことから、評価が微妙な1台でもありました。

【三菱 GTO】
全高1,285mm÷全幅1,840mm=0.698

このように、そのワイド&ローなアピアランスはこれまでの国産車に無い迫力があったのも事実です。

③日産の名車!「フェアレディZ Z32型」

バブル真っ只中の1989年に発表されたフェアレディZ(Z32)は、強烈なインパクトがありました。

初代Zより日産のスポーツクーペを象徴するモデルとして君臨していたわけですが、Z32は欧州のスポーツクーペに負けないほどのスタイリッシュなエクステリアデザイン、そしてワイド&ローな雰囲気を醸し、当時は女性受けも良かったため、デートカーとしてももてはやされた存在です。

【フェアレディZ Z32】
全高1,255mm÷全幅1,800mm=0.697(後期モデル)

フロントヘビー、またシャーシが弱いなどの欠点もありましたが、国産初の280ps規制を作ったパワフルなモデルでもありましたね。

④押しも押されぬレクサスのフラッグシップモデル「LFA」

2010年にリリースされたレクサス LFAは、世界限定500台のスーパースポーツモデル。ハンドメイドでの製造や、往年の2000GT同様ヤマハとの協業、そして国産車最高額の3,750万円というプライスも話題になりましたね。

【レクサス LFA】
全高1,220mm÷全幅1,895mm=0.644

そんなLFAもスーパースポーツという特性もあり、ロー&ワイドなエクステリアデザインとなっています。

現在ではその希少性からプレミアが付き価格もさらに高騰していますね。超辛口で知られるBBCトップギアの司会者だったジェレミー・クラーソン氏も大絶賛した1台でもあります。

ラストを飾るのは…ホンダ謹製「新型NSX」

じつは先代NSXも、全高1,160mm÷全幅1,810=0.641というロー&ワイドモデルであり、日本が世界に誇るピュアスポーツモデルなのですが、新型NSXはさらにロー&ワイド。

【ホンダ NSX】
全高1,215mm÷全幅1,940=0.626

全高こそ初代より55m高くなっているものの、全幅1,940mmと超ワイドボディになっており、またスタイリングも現代のスーパースポーツ然とした色気あるものに刷新されています。

2,370万円というプライスは、庶民の手から遠く離れてしまった感もあるので寂しくもありますが、ハイブリッドスーパースポーツとして次のステージに進んだクルマであるのは間違いありませんね。

このように、かつての国産車とは比較にならないほど、大型化しているのが現在のモデル達です。街でこれらクルマを見かけるとつい目で追ってしまう、そんな魅力を感じさせるロー&ワイドモデル達…機会があれば乗りたいものですね。

【お得情報あり】CarMe & CARPRIMEのLINEに登録する

商品詳細