本当に速いクルマを決めるレース!? ラリークロスって?

ラリークロスとはどんなスポーツ?

ラリークロス

2017年現在、ラリークロスは欧米を中心に開催されています。欧州では、1973年から開催されていたFIAヨーロッパラリークロス選手権(ERX)
を発展させ、2014年から世界選手権へ昇格。アメリカでは、2011年からグローバル・ラリークロス(GRC)が開催されており、いずれも高い人気を誇っています。

ヨーロッパで開催されているワールドラリークロス(WRX)と、北米で開催されているグローバルラリークロス(GRC)ですが、基本は舗装路とダート路を混在させた周回コースで順位を争うことに違いはありません。

一般的なラリーと違って周回コースを使用しているのが最大の特徴で、スピードラリーの醍醐味がギュッと凝縮されたような競技です。

【公式動画】2016 FIA ワールドラリークロス

1.5kmの周回コースは、観戦のしやすさでも圧倒的なアドバンテージを持つ。

ラリークロス

観る側にとっても大変魅力的な競技であることも、人気の理由です。

周回コースのため、観客は激しいバトルを席に座ったまま移動することなくすべてを見渡すことができます。長距離を走る一般的なラリーでは、ほとんどが数十キロのSSで、当然のことながら見どころが分散されます。

また、観客は、同じところで長時間待って、一瞬で走り去っていくラリーカーの姿を観戦するだけ…というケースも十分にあります。観客席が区切られていない場所がほとんどで、危険もともないます。

一方、ラリークロスは人工的に作られた約1.5kmという短い周回コースのなかに、ジャンピングスポット、ターマック(舗装路)とグラベル(ラフロード)、コーナー、ジョーカーなど、さまざま要素が盛り込まれ、観客は自分の席から一部始終を見渡すことができるのです。

GRCを面白くしている「ジョーカーラップ」とは?

スバル ラリークロス

ラリークロスのコースには、レギュレーションにより必ずジョーカーラップのルートがレイアウトされます。WRXでは遠回り、GRCではショートカットする”ワープゾーン”のようなルートのことで、これもラリークロス独特のレギュレーションです。

ジョーカーラップは、レース中に1度だけ通過することが義務付けれられています。通過せずにレースを終えたり、2回以上通過したりすると、ペナルティが課されます。そんなジョーカーをいつ通過するかが、各チームの戦略になります。

また、ラリークロスにはNASCARやインディカーのように「スポッター」と呼ばれるスタッフが存在しており、彼らと無線で通信しながらジョーカーラップをいつ走るか?といったタイミングを計ります。

姿はほぼ市販車なのに、速さはF1マシン並みのモンスターマシンも続々登場!

スバル ラリークロス

ラリークロスはクラス別で競われますが、最高クラスの「スーパーカークラス」は、市販モデルをベースに4WD化された専用マシンが主流。GRCには、SUBARUラリーチームUSAがWRXで参戦しています。

エンジンに関するレギュレーション、2.0Lという排気量をクリアすれば、ターボもOK。結果、最高出力約600bhp/、最大トルク900Nmを発揮。その0-100km/hは、わずか1.9秒とF1マシンをしのぐ加速力を誇るという圧倒的なスペックも魅力です。

このようなモンスターマシンたちが、1.5キロという短い周回コースで、ド迫力のバトルを繰り広げるのですから、面白くないわけがないのです!

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