バモス、フェローバギー、ミニモーク…いまは無きレジャービークルの魅力

レジャービークルの魅力とは?

レジャービークルとはその名の通り、レジャー&休暇用に作られた車のことをいいます。一般的にドアは有しておらず、ルーフは幌などで覆い隠す程度なので開口部が非常に大きいのが特徴です。

室内は、フロアマットなどがなく、シート表皮はビニール、計器類には防水加工などの対策が施されています。

開放感の高いレジャービークルは、自然を満喫するには最適なのですが、ドアがない=車体サイドの安全性確保が困難なため、現在は姿を消しています。

今回は、その昔に販売されていたレジャービークルを3台ご紹介します。

①バモスホンダ

ホンダ バモス 初代

バモスと聞くと、ホンダが販売するトールワゴンの軽自動車を思い浮かべますが、最初のバモスは、オープン仕様の軽トラックという異端な存在で、正式名称はバモスホンダです。

デビューは1970年。エンジンは、ベースになったTNトラックと同じ空冷4ストローク直列2気筒の360cc。30psの最高出力を8,000rpmで発生する高回転型エンジンでした。

見ての通り、サイドドアはなく転落防止のガードパイプのみという大胆な設計で、2人乗りと4人乗りが、さらに4人乗りの古ホロ仕様がラインナップされていました。

オフロードカーのようなスタイリングに、当時の軽自動車と同じ小径のタイヤの組み合わせは目新しさこそあったものの、実用性に欠けることから販売はあまり芳しくありませんでした。

当時レジャービークルが一定の人気を確立していたといっても、そのなかでもバモスはマイナーな車種だったようです。

②ダイハツ フェローバギィ

100台限定で販売されたフェローバギィもまた、バモス同様に、独特のスタイリングを持つ車です。

ネーミングは、先に発売されていた軽自動車「フェロー」に由来しており、そのピックアップトラック仕様であるフェローピックアップのエンジンやシャシーを流用しています。発売は、バモスホンダと同じ1970年です。

フェローバギィの特徴は、なんといってもオールプラスチックのボディでしょう。さらに可倒式のフロントウインドウ、ロールバーなど、レジャービークルの名に相応しい遊び心溢れるデザインも特徴となっていました。

エンジンは、空冷2ストロークの直列2気筒356cc。ルーフはビニール製、2名乗車仕様で積載量は150kgのため、軽商用車登録が可能でした。

③ミニ モーク

ミニ モークは、BMCが1964年に販売したレジャービークルです。

見た目は大きく異なりますが、イギリスの大衆車ミニがベースとなっており、エンジンやトランスミッションなどは共通です。

もともとは軍用車向けのモデルでしたが、ワイルドな見た目に反して車高が非常に低かったため、オフロード走行には適さず、リゾート用や農業用に路線を変え販売数を増やしていきました。

エンジンは、年代によって850cc、998cc、1,098cc、1,275ccという4つの仕様が存在しました。

現在ミニはドイツのBMWの手に渡りましたが、このミニ・モークのリメイクとした「ミニ・ビーチコマー」というコンセプトモデルを2009年に発表。しかし、需要の低さや安全面の確保が難しかったこともあり販売には至っていません。

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