1000周以上のアタック!? トヨタ 86、世界最長ドリフト168キロでギネス更新!

トヨタ 86はワールドワイドなドリフトマシン

86(ハチロク)

トヨタ 86は「頭文字D」で一躍脚光を浴びたAE86型レビン/トレノをオマージュした車両です。企画段階では、AE86の再来として、若者が手軽に購入できる200万円程度の価格と、ほぼ5ナンバー準拠のサイズのFRスポーツカーでした。

しかし、いざ発表されると2.0L水平対向4気筒、3ナンバーボディ、最多量販グレードのGT"Limited"が325万円と、AE86型レビン/トレノというよりは、ひとクラス上のセリカ的な車両となりました。

日本で運転するにはやや大柄なトヨタ 86ですが、世界的にみればジャストサイズ。体格の良い外国の方でも、室内スペースは十分。さらに水平対向エンジンが要となる低重心パッケージに、FRレイアウト、応答性の高いハンドリングが評価され、日本はもちろん海外でも人気が高いモデルです。

ちなみにトヨタスポーツカーラインナップは、大中小と揃える予定とのこと。大は次期スープラ、中は86です。小はS-FRで、凍結されていた開発も再開しているとの噂。1.5LクラスのFRなら、本当にAE86型レビン/トレノの再来となりますね。

偉業は2017年6月12日、南アフリカで達成!

トヨタ 86を購入する方の目的は、ただひとつ。スポーツドライビングを楽しむことです。

そのスポーツドライ便のひとつドリフトで、トヨタ 86は最長世界記録のアタックカーとして、これまでにもたびたび使用されてきました。2014年にトルコで、ドイツ人ドライバーHarald Muller氏により樹立された現在の世界記録(144.126km)も、トヨタ 86で達成されています。

そのドリフト記録に今回チャレンジしたのは、南アフリカ在住のJesse Adams氏。Adams氏によれば2014年の世界記録樹立のニュースを聞いて、これを打ち破ることを決意。すぐにギネスに連絡を取り、細かいルールを尋ね、トヨタ南アフリカと協力し、世界記録樹立にいたったとのことです。

コースとなったのは南アフリカのプレトリア西部に位置するゲロテック試験場。そこに設置されているコンクリート製円形コースに、液体を撒いています。

ギネス社がドリフト世界記録に定めているルールは、コースが平坦であること、走行中車輪が常に回転していることと、車輪が回転している間は方向変更が可能であることです。もしアタック中に車輪が止まれば、その時点でチャレンジは終了。再度、最初からやり直しになります。

なおコースを濡らさないと、世界記録チャレンジは事実上不可能であるため、ルールではコースの乾燥度は規定していません。またコースがコンクリート製のため、ドライ路面でのドリフトとは別物です。雨の日にドリフトを試さないよう、くれぐれもご留意ください。

ドリフト世界記録の詳細内容

トヨタ ハチロク

Jesse Adams氏が運転したトヨタ 86は、ほぼ市販品です。違う点はスペアタイヤ収納部に燃料タンクを追加したことと、走行情報を記録するためのGPSロガーを2台設置したことのみ。
周回数は1,000。うち有効ラップが952周です。各ラップ平均距離は、約177mとのことで総ドリフト距離は168.502kmに達します。

1周の平均タイムは21.8秒、平均速度は29km/hとかなり遅めで、燃料とタイヤの消耗対策と考えられます。世界記録樹立にかかった時間は、5時間46分。およそ6時間もの間、時速30km程度でひたすらドリフトとは、なんとも忍耐のいるチャレンジです。

現在、ギネス社ではこの記録を検証中とのこと。関係者によればギネスのルールをうわ回っているため、認定は時間の問題と自信を覗かせています。次にこの記録を破るのは、日本人かもしれませんね!

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