車好きの特徴…エンジン音で回転数や何速かわかるって本当?

クルマを乗る上で大切に捉えたい「エンジン音」

フィアット500

エンジンには様々な形式、タイプがありますよね。最近多くなったハイブリッド車は、低速時はエンジンがカットされる事が多い為、ウイーン、というようなモーターの高周波音が聞こえますし、突然エンジンが始動することもありますよね。

フィアットの2気筒モデル“ツインエア”は2気筒の旧車のようにパタパタとしたエンジン音で、現在のクルマとしては珍しい、個性的なサウンドを響かせます。また新型ミニやマツダのCX-5など、クリーンディーゼルを搭載しているモデルは「ガラガラ…」と特徴的なエンジン音を響かせます。

さておき、こうしたエンジン音はドライバーにとって重要であるといえます。大抵のクルマにはタコメーターがついていますが、現在でもなかにはスピードメーターのみの廉価モデルもありますよね。そうした場合、エンジンの回転数は「聴覚」に頼る事になります。

五感を使ってクルマを乗る楽しさ

シフトノブ

もちろん、MT車の場合は車速やトルクの出方、前方のトラフィックの状況、というものを判断してシフトチェンジを感覚的に行っているのではないでしょうか。

乗り慣れたクルマであれば、タコメーターを見なくてもエンジン音でおおよその回転数がわかる、という方も多いでしょう。

また音だけではなく、加速フィールからくるトルク感でも判断ができると思います。エンジンには「おいしい回転数」というのがあり、それは大抵最大トルクを発揮する付近になろうと思います。

加えていえば、車速に対しての回転数で、現在何速に入っているか、というのもわかるようになるといえます。MT車であればもちろん何速かはすぐわかりますが、ギア表示のないAT車であっても、このような“感覚”でおおよそ何速で走っているか、というのもわかると思います。

このように、意識せずとも、私達は五感を駆使してクルマを操作しているといえます。それもドライビングプレジャーに繋がっている要素といえそうですよね。

回転数の高まりからくるエキゾーストノートと、それに伴う体感加速、またオープンモデルであれば風切り音や巻き込んでくる風、空気の匂いやそれに交じるオイルの焼ける匂い。そうした要素を感じながらドライブする、というのも実に味わい深いものです。

エキゾーストのない電気自動車でもドライビングプレジャーは得られるのか?

テスラ モデルS

今回は抽象的な感覚について触れていますが、いずれもクルマ好きな方ならばなんとなく理解していただけるところがあるのではないでしょうか。生理的にエンジン音を気持ちよい、と感じながら運転するのは実に気持ち良いものです。

しかし最近では、EVモデルが次々リリースされてきており、前述のようなエキゾーストノートを感じながら走る、というのは古い発想になりつつある、といえるのかもしれません。

HVモデルやEVモデルに乗っている方はわかると思いますが、モーターで加速する際の音は高周波の金属音的なものであり、ともすると耳障り…と思う方もおられるかもしれませんね。しかしモーターの金属音に比例してフラットかつ力強く加速するという、モーターならではの個性もあります。

正直、EVでは聴覚的にガソリンエンジンのような心地よさは得られない、と思います。しかし、EVならではの加速感など、エンジンとは違う価値観でのドライビングプレジャーは得られるのかもしれませんね。

いずれにしても、近い将来にガソリンエンジンが駆逐されるのは、残念ながら事実といえるでしょう。エンジンの心地よいサウンドを楽しめるのは今のうち…ということなのかもしれません。

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