欧米で販売網を広げるジェネシスは、どこのブランド?

ジェネシス G80 SPORT

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ヒュンダイ自動車が日本を撤退してからは「やはり需要がなかったか」と思っている方もいるかもしれません。しかしそれは日本だけでの話であって、世界的に見れば事情は変わってきます。デザイン性や機能性は目を見張るものがありますし、性能も欧州メーカーに引けを取らないまでになっているようです。そのフラッグシップが、ジェネシスです。

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(2017年6月26日)
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現代ジェネシスはどんな車?
ライバルはレクサス GS?

現代ジェネシスはどんな車?

ジェネシスは、ヒュンダイ自動車の高級サルーンとして2008年に生まれたモデルの名前でした。というのも現在は、韓国とアメリカでは、G80およびG90という2車種を販売するブランドとなっているのです。

ブランドの設立は2015年。まず全長5mを超す大型サルーンG90(韓国名EQ900)が発売、その後、それまでのヒュンダイ ジェネシスのフェイスリフト版G80が発表されました。

ジェネシス G80は、全長4,990mm×全幅1,890mm×全高1,480mm、ホイールベース3,010mmと、なかなかの大柄ボディを有しているセダンです。

メルセデス EクラスやBMW 5シリーズ、アウディ A6あたりが競合となりますね。2016年の販売台数は約6,200台と、なかなかの好調ぶりを見せており、今後も販売力は高まっていくものと思われます。

ボディデザインは、流れるようなフォルムを特徴としているのは、近年のヒュンダイ車両に共通するポイント。やはり欧州車を意識していると感じます。

ライバルはレクサス GS?

ジェネシスG80のライバルは、日本車ならレクサスブランドのGSになります。

GSのボディサイズは、全長4,880mm×全幅1,840mm×全高1,455-1,470mm、ホイールベース2,850mm。ホイールベース分だけ、ジェネシスG80が大柄になっています。

エンジンは、GSが2.0L 直4ターボと3.5L V6、さらに2.5Lと3.5Lのハイブリッド。ジェネシスは、直噴のV6 3.3Lと3.8LにV8 5.0Lというラインナップ。環境性能では、やや遅れをとっている印象です。

組み合わせられるミッションは、いずれも8速のオートマチックになります。

北米の販売価格は、 GS350が48,000ドル〜、ジェネシスG80は41,750ドル〜となっています。

ジェネシスG80は、ヒュンダイ ジェネシスから見れば3代目、レクサスGSは、4代目ですが、日本ではトヨタ アリスト時代があるので、レクサスとしては2代目。車歴、ブランドともに、良く似た背景を持っているといえるかもしれません。

このジェネシスシリーズの世界での人気は高く、アメリカ市場ではすでに一定の人気も確立していることを考えると、ヒュンダイと別枠のジェネシスブランドでの展開は正解だった断言できます。

今後さらにブランドが成長していけば、レクサスを脅かすブランドになってゆく可能性もありそうですね。


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