サイドブレーキの仕組みとは?車のどこをとめているの?

車のブレーキには、どんなものがある?

AT ペダル

車を制動させるためのブレーキには、減速や停止をする際に最も多用するフットブレーキと、停車や駐車をする際に利用するサイドブレーキの2種類があります。

また補助ブレーキとして、エンジンの回転抵抗を利用して減速する、いわゆるエンジンブレーキ。車重の重たい大型トラックやバスでは、エンジン内の排気圧力を高めて、エンジンブレーキより強い制動力を発揮する排気ブレーキがあります。

サイドブレーキとは?

サイドブレーキ(ハンドブレーキ)の正式名称は、パーキングブレーキ(駐車ブレーキ)で、その名の通り駐車をする際に使うブレーキという意味。

乗用車のブレーキは、通常タイヤの数だけついています。つまり4輪車であれば、4つのブレーキが各タイヤについていることになります。サイドブレーキは、その4つのうちの後部のタイヤ2輪のみを止める装置です。

レバー式サイドブレーキ

サイドブレーキ

足踏み式サイドブレーキ

無題

サイドブレーキの仕組みとは?

走行中の車を減速させたり、停止させたりする必要があるフットブレーキは、倍力装置によって増加された力を前後それぞれのブレーキに伝え、制動力を生み出します。

対して、駐車中に使うことを前提としているサイドブレーキは、後輪2つにだけ作用します。道路運送車両法では、乗用車は20%の勾配で車両が動かないことと、30km/hから27m以内で車両が止まることが求められます。

止まっている車を動かないようにするだけで良いので、パーキングブレーキの場合は、ワイヤーでブレーキを作動させています。

皆さんは、サイドブレーキを戻すのを忘れて走行したことはありませんか?なんだかパワーがないなぁ、遅いなぁと思っていたら、サイドブレーキを引いたままだった…というあの状況です。

サイドブレーキを引いているのに車が動くなんて!と思うかもしれませんが、サイドブレーキはワイヤーで作動させているため、ドライバーの操作によってもかかる力が変わってしいます。サイドブレーキは、できるだけ強く作動させることがコツです。

また、AT車でギアをPレンジに入れてサイドブレーキを使わないという方がいますが、ギアのトラブルなどで車両が動いてしまうこともありますから、AT車であっても駐車の際は、必ずサイドブレーキを使うよう心掛けてください。

高級車に増えている「電動パーキングブレーキ」とは?

電動パーキングブレーキ

最近のクルマには、電動パーキングブレーキ(EPB)が増えています。高級車に多いこのシステムは、初期の頃はワイヤーを使った手動パーキングブレーキのレバーやペダル部分にモーターを組み込み、スイッチで作動させるというものでした。

2017年現在は、後輪のブレーキシステムのなかにモーターが組み込まれているタイプが増えており、Pスイッチで作動させます。従来のレバーのようにスペースを取ることもなく、突起物も少なく安全性も高いといえます。

使い方はとても洗練されていて、小さなスイッチを上げると作動。押せば解除が一般的です。

またアクセルを踏んで、いざ走り出すと、自動でEPBが解除される機能を持つものも増えています。さらに、渋滞時に停車する場合など、追従クルーズコントロールにおいて、パーキングブレーキを利用した停止保持機能も可能としています。

しかしこの電動サイドブレーキ、ドリフト族には不人気のようです。サイドブレーキを使ったドリフトができなくなりますからね。

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