ポルシェはなぜ"4灯式ライト"を採用しているのか?

ポルシェのブランドアイテムはフロントライト

ポルシェ 911 カレラ GTS

ドイツのスポーツカーブランド、ポルシェは、世界中のスポーツカーファンなら誰でも1度は運転してみたい自動車ではないでしょうか。

ポルシェといえば、初期の356から現在まで、ヘッドランプはつねに丸型でした。なかでも歴代911に代表されるように、ヘッドランプのトップ部からAピラーに向かってフェンダーの峰を形成するデザインは、セダンやSUVモデルでも継承され、一目でポルシェとわかるデザインになっています。

ポルシェのアイデンティティであるフロントライトの形状は、他メーカーのように薄くしたり、横長にしたりと大きく変更することはありません。ポルシェのアイデンティティを放棄することにもつながりかねないからです。

2017年現在、パナメーラターボ、911 ターボ、カイエンターボ、マカンターボというラインナップのトップモデルに標準採用される「ウェルカムホームライト」は、そんなアイデンティティを守るためにデザインされたものです。

ポルシェはなぜ"4灯式ライト"を採用しているのか?

ポルシェ 918 スパイダー

ウェルカムホームライトをよく見ると、内部で4つのLEDが輝いていることがわかります。

なぜ、3灯や5灯ではなく、4灯だったのか?実は開発時には、3灯、5灯もデザインされています。

しかし、3灯では納得のいく機能的なデザインレイアウトができなかったのでしょう。逆に5灯を設置するには、フロントヘッドライトユニットの拡大が必要でした。そこで、4灯が理想的であると結論づけられました。

4灯式ヘッドライトはトップモデルの証

ポルシェ マカン ターボ 2014

4灯式ヘッドライトは2009年に発売されたパナメーラターボを皮切りにポルシェ車の中でもトップエンドのハイパフォーマンスカーに標準装備されています。

フロントマスクで明らかにポルシェとわかりますが、さらに左右ヘッドライトユニット内には4つのLEDがたたずみ、走行性能の高さをアピール。現在は、ほぼすべてのモデルにオプション装備が可能です。

ポルシェのトップモデルを意味していた4灯式ヘッドライトは、いまやポルシェのブランドアイコンアイテムのひとつとなっています。

次ページLEDライトのメリットとは?

この記事をシェアする

関連する記事

最新記事