30年からタッチスクリーンが搭載されていたって本当!? 国産車で初採用した車は?

高級パーソナルカーのはじまりだったビュイック リヴィエラ

ビュイック リヴィエラは、ゼネラルモーターズが1963年から1999年まで生産していた車です。

高級パーソナルカーの始まりとも言われており、いかにもアメリカ車らしい優雅なスタイルを持つフルサイズクーペは、7度のモデルチェンジを行い、112万7,261台が製造されました。

8世代のなかでも、1986年から1993年まで販売された第7世代のリヴィエラは、特に革新的な装備が目立つことで注目されます。

例えば、GM E-ボディ(E-body)のクーペは、この世代からモノコック構造に転換。操作にタッチパネルを用いたオートエアコン、走行可能距離、目的地到着時刻をマイコンにて自動演算するドライブコンピューターなどが上級車種に採用されました。

他にも、4輪ディスクブレーキを標準装備とし、走行性重視のサスペンションを含む3種のサスペンション設定を可能としました。これにより操縦性は劇的に改善されましたが、実際の販売台数は年々落ち込んでいきました。アメリカ車の象徴ともいえるV8エンジンの設定が無かったこと、ボディを小型化し過ぎて不評を買ったことなどが理由です。

リヴィエラに初搭載された電子装置グラフィックコントロールセンター(GCC)

販売台数こそ振るわなかった7世代目のリヴィエラですが、もう一つ革新的な装備で世の注目を集めました。それは、ダッシュボードに取り付けられた9インチの「グラフィックコントロールセンター」と呼ばれるタッチスクリーンです。

現在では、もはや当たり前の装備ですが、約30年前の1986年には車への搭載はもちろん初めてのことで、大変珍しい豪華な装備でした。

車内のモニターは、懐かしい緑色の電子文字。そのなかのひとつがタッチパネルとなっており、文字を指で触れると画面が切り替わってさまざまな情報が表示されます。感度もなかなか高いようで、実用性も十分のタッチパネルだったようです。

ただし、もちろん30年も昔のタッチパネルですから、高解像度のグラフィックスやフルカラーの現代的な液晶画面とは異なりますね。

パソコンの初期を思い出させる​緑文字のスクリーンは、3×4インチというサイズでかなり懐かしい?雰囲気です。ここをタッチすれば、トリップメーターやラジオ、天気予報などの情報をコントロールすることが可能でした。

GCCは近未来的な装備として、登場してすぐはアメリカのジャーナリストやリヴィエラユーザーから、絶大な評価を得ることができました。しかし、人間工学的な側面からはあまり使いやすい装置とはいえず、多くのクレームも獲得する状態となり、結局1990年モデルでGCCの搭載はやめてしまいました。

日本車で初めてタッチパネルを採用したのは?

トヨタ ソアラ 初代 1981

日本車においても1980年代初頭から、トヨタ ソアラや日産 ブルーバードの上級モデルで、タッチパネルを用いたオートエアコン、走行可能距離、目的地到着時刻をマイコンにて自動演算するドライブコンピューターなどを装備していました。

ビュイックよりも早い1981年にデビューした、初代ソアラにも搭載されていました。なかなか近未来的なデザインで、当時としてはかなり画期的な装備でした。しかし、結局1988年のマイナーチェンジで従来のボタン式に戻っています。

タッチパネルのマイコン式オートエアコンやドライブコンピュータ…お父さんの車についていた!という人も少なくないでしょう。

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