危険じゃないの!? リアバンパー付近にウインカーがある車

意外とある、リアバンパーにウインカーのあるモデル

ダイハツ キャスト

リアバンパーは追突された際や、バックでやらかしてしまった際に衝撃を吸収し、キャビンにダメージが及ばないようにする重要なパーツです。いわば、壊れる(ぶつかる?)ことを前提に設計されているパーツでもありますよね。

そんなリアバンパーに、ウインカーが埋め込まれたモデルをたまに見かけます。たとえば、現行モデルであればダイハツ キャスト、スズキ ワゴンRなどの軽モデル。少し前なら、トヨタ FJクルーザーや日産 ミストラルもそうでした。

また2017年現在、かなり減ってしまいましたが、以前はフロントもバンパーの端付近にウインカーを独立して設置するモデルが多くありました。

なぜ破損のリスクがあるリアバンパーに、ウインカーを配置していたのでしょうか?

バンパーにウインカーを設置していた理由、そして減少してしまった理由

スズキ ワゴンR

ウインカーを独立させてバンパー端に配するメリットは、視認性です。ボディ幅両端にウインカーを配置するわけですから、光源が離れていることでの被視認性の良さというメリットがあるといえます。

しかし、現在ではこうしたレイアウトをとるモデルは、非常に少なくなっています。その理由として、まず言えるのは、衝突時にバンパーの破損と同時に壊れるリスクが高いということ。そして最大の理由はコストです。

現在のモデルのウインカーレイアウトを見てみると、大抵がフロントはランプユニットと一体化、リアはブレーキランプユニットとの一体化となっています。こうしてユニット化すれば製造コストも削減できますし、煩雑な配線も必要なくなります。

また、衝突時にバンパーと同時に壊れる可能性は下がりますし、もし破損してもライトユニットをそっくり交換してしまえば済む。つまり、パーツ点数を減らし、コストダウンができるということです。

ダイハツ キャスト

そうした観点でもう一度ダイハツ キャストをみてみると、ブレーキランプユニットとウインカーユニットを別にして配置しています。コスト削減で一体化の進む昨今、デザイン性を優先した、ある意味なかなか贅沢な造りになっている、と評価しても良いかもしれませんね。

ただ、キャストのオーナーの方の声を聞くと「ウインカーの位置が低すぎて視認しにくい」という不満の声もあるようで、やはりイレギュラーなケースかもしれません。

ライト&ブレーキユニットと一体化される傾向にあるウインカー事情

ホンダ シビック タイプR 2017

現在ではユニットで一体化されたウインカーのモデルが多いですよね。ですから、ドライバーは前方の車を見たときに「赤いブレーキランプの付近にウインカーもあるはず」という先入観を持っています。

ところが、ウインカーだけが離れた下方で点滅したら…、違和感はもちろんですが、後続車を運転するドライバーの確認が遅れてしまうかもしれません。さらに、車間を詰めていた場合には、後続車は自車のボンネットで前方のウインカーが視認できなかったなんてこともあるかもしれません。

こうした灯火類は、ハロゲンバルブからLEDバルブに仕様が変化してきており、かつてとは比較にならないほど被視認性が向上、また消費電力も改善されていることも事実です。

このように、リアのウインカーは、ドライバーの目線の先、常にテールランプの位置にあるとは限りません。つまらない追突事故を起こさないためにも、普段から車間には余裕を持って運転したいものですね。

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