電気自動車は約200年前から開発されていたって本当?

世界初の電気自動車

たま電気自動車

※写真は日本初の電気自動車「たま電気自動車」

電気自動車の登場は1839年。1886年に登場するガソリン車よりも、早い段階で誕生していたのです。しかしご存知の通り、それから150年以上の歳月が経過して、電気自動車が復活。ここ数年で、ようやく実用レベルに達し、街で電気自動車(EV)を見かけることは当たり前の光景となりました。

その理由は、内燃機関を積んだ自動車の隆盛にありました。

世界で初めて電気自動車を開発した人物は諸説ありますが、1930年代のスコットランドの発明家ロバート・アンダーソンといわれています。

2017年現在は、充電をして再利用が可能な二次電池がEVやハイブリッドの基本となっていますが、当時はそんな画期的なものはなく、一度使い切ったら役目を終える一次電池を積んだ電気自動車でした。

その後も革新を続ける電気自動車

テスラ モデルS

1873年には、イギリスのロバート・ダビットソンが、世界で初めて実用的な電気自動車の開発に成功します。このときの動力源となったのは、鉄亜鉛一次電池と呼ばれるもので、やはり充電はできないものです。彼は1742年にすでに鉄道上を走行できる電気自動車も開発していました。

そして1899年にはベルギーのジェナッツィがジャメ・コンタント号を開発。出力は25kwで2つのモーターと200V、124Aのバッテリーを搭載し、当時としては最速となる時速106km/hを達成。電気自動車の新たな記録を打ち立て、これは当時のガソリン車よりも速い記録でした。

1900年頃には、ガソリン車と電気自動車の他に蒸気を動力源とする自動車が普及していましたが、アメリカでは電気自動車がこのうち4割を占めていたといいます。

電気自動車はガソリン車ほど構造が複雑でなく、環境に優しく、メンテナンスも容易というメリットは当時から変わりません。そういった背景もあり、電気自動車の開発を進める人が多かったのかもしれません。

その後衰退した理由は?

ご存じの通り、2000年以前は、街で電気自動車を見ることなど、まずありませんでした。当時、ガソリン車と同じように普及していた電気自動車はなぜ姿を消したのでしょうか?

それは、内燃機関の開発が飛躍的に進んだことが挙げられます。当時の技術では電気自動車を一定以上の水準に持っていくのは容易でなかったことも要因です。

また、T型フォードに始まる大量生産、石油資源の発見(燃料の手に入れやすさ)、内燃機関自動車の使いやすさなど、電気自動車を普及させるよりも、内燃機関は優位に立っていたのです。

1900年代以降電気自動車は少しずつ衰退していくこととなり、そして1920年頃になると、電気自動車はほとんど見かけることが無くなったそうです。

この時、電気自動車も内燃機関自動車と同じように開発が進んでいれば、現在は少し違っていたかもしれませんね。

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