なぜフロントと前サイドのスモークフィルムは日本で禁止されているのか?

スモークフィルムを運転席周りに貼ると、なぜ違反なのか?

ヴェゼル フロントガラス

①窓ガラスの光の通過率を下回るため

自動車で採用されている運転席周りのガラス類の光の通過率は、おおむね80%です。スモークとされる濃色フィルムの光の通過率は30%以下が多いようです。

では、実際に窓ガラスに貼ると光の通過率は何%になるかというと、80% x 30%=24%です。基準の70%をかなり下回り、はれて不正改造認定されてしまうことになります。

②運転者の視界の確保を妨げるため

筆者は以前、愛車の後部座席周りのガラスに、通過率25%のスモークフィルムを貼ったことがあります。車内は意外と明るく、後部座席に乗せた人からも景色が悪いと言われたことはありませんでした。視界は確保できていたようですね。

しかし、車外から見ると真っ黒。もし運転席周りにスモークフィルムを貼ったとしたら、車外からは運転者の様子がわからないでしょう。とはいえ、運転席周りのガラスの先に見えるはずの、道路の様子がわからなくなりそう。これでは他車の運転者の視界を遮ることになり、重大な交通事故にもつながりかねません。

また、日中はまだ外の様子がわかりますが、夜間は如何ともしがたく、自身の視界を妨げることになります。

UV&IRカット機能付き無色透明フィルムはないのか?

フロントガラス

道路運送車両法でスモークフィルムを、運転席周りに貼ることは法令違反とわかりましたが、夏に向けてUV&IRカット機能は欲しいですよね。実はカーフィルムの色の濃淡は、UV&IRカット性能との関連性は全くないので、スモークを諦めたら何か手段があるかもしれません。

そこで調べてみると、なんと同法第1節第39条で「視界を遮らず、光の通過率70%が確保できるカーフィルムを貼ること」を違反規定から除外しています。そこで法令を遵守できるUV&IRカット機能付きカーフィルムを探してみたら…ありました!

3Mの「ピュアカット 89 PLUS」です。UVカット率99%以上、IRカット率76%以上(波長域によっては95%カット)でありながら、光の通過率は87%です。これなら光の通過率80%の窓ガラスに貼っても、69.6%の透過率が確保できます!って、少し足りないですね…貼り付け前に販売店や車検場で、ご意見を伺ってからのほうが無難そうです。

【動画】カーフィルムの貼り方

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