AT車のシフトにある2、1速レンジ…最近見かけなくなってきたのはなぜ?

2速レンジを駆逐したのはCVTか?

CVT

2017年現在でも、多くのATモデルに採用されているのが“CVT=Continuously Variable Transmission”。つまり、無段変速機です。

これはギアを持たず、ベルトと2つの可変径プーリーを組み合わせることで変速させるシステムであり、メリットとしては特定のギアを持たないことからスムースな加速が得られるというところです。

技術としては相当古く、第二次大戦前からあったといわれていますが、ベルト強度の問題やロスが大きく、採用にいたらなかったそうです。

しかし2017年現在では、改良を重ね、多くの車種で採用されています。

そして、お気づきのようにこのCVTには、特定のギアがありません。となると、シフトレバーの表記としてDレンジの下が2速、とはなりえないわけで、他の表記に変わっています。

CVT車の多くは、かつての2速レンジの代わりに「S」あるいは「B」といった表記になっています。Sは、スポーツという意味合いが多いでしょう。エンジン回転数を高めに設定するようにして、エンジンブレーキを効きやすくする、またより高回転をつかって加速するような設定になっています。

またハイブリッド車の多くは「B」となっていると思います。これはブレーキの意味のようで、ハイブリッド車特有の回生ブレーキを活用するレンジになっており、やはり下り坂等で積極的に使いたいところ。ハイブリッド車やEVにとって下り坂は、充電ポイントとも言い換えることができるわけで、回生ブレーキを積極的に使うべきですよね。

いずれにせよ、まず90年代に普及したCVTが、2速レンジを駆逐したのだと考えます。

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