フェンダーにある爪、なぜついているのか?

L字だけじゃない。フェンダーアーチの「爪」とは?

ケータハム セブン270

かつてクルマは、4つのタイヤがボディの外側に付いており、それぞれ泥除け用のカバーフェンダーを取り付けていました。現在でも、ケータハム セブン等、その名残があるクルマがありますね。

しかし、安全性やデザインといった要件で、かつての泥除けはタイヤハウスとなり、ボディの内側に収まるようになりました。タイヤが収まるフェンダーを見るとわかると思いますが、その箇所は大きなパネルになっており、フェンダーアーチをタイヤハウスに合わせてカットしただけでは、十分な強度を持たせることができません。

それを補うため、ほとんどのクルマはフェンダーアーチを内側に織り込むことで強度を確保する構造となっています。これを、爪と呼んでいるわけです。

BMW 5シリーズ 2017

またBMWなどは、そこをコの字型に加工し、より強度を持たせている例もあります。コストはL字よりもかかっているはずですが、高い強度を得るための加工であり、こうした細かい箇所も上質なクルマ作りには必要といえる事例かもしれませんね。

とはいえ、このコの字型の爪は、強度があるだけに爪折り加工する際には苦労するようです。

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