ガルウィングは、なぜ普及しないのか?あんなにカッコイイのに…

ガルウィングドアが普及しないデメリットとは…

マツダ AZ-1

※画像はマツダ AZ-1

跳ね上げ式ドアを採用した理由は、基本がレースカーの構造のための必然性があったのは先に述べたとおりです。かつてのトヨタ セラは、カローラIIベースであり、本来ガルウィングドアを採用する必要のないモデル。つまりスタイル重視でした。

ガルウィングドアはその機構上、どうしても重くなってしまいます。しかし乗降する際に落ちてきては困りますから、ダンパー等の機構が必要となります。筆者の妹は以前セラに乗っていたことがありましたが、このダンパーが弱ったせいで、ドアを上げても落ちてきてしまう症状が出ていたのを記憶しています。

またこうした機構を搭載する、というのは当然コスト増につながってしまいます(セラがリリースされたのはバブル真っ盛りの1990年でした)。

つまり、普通車にとっては正直なところ必要のない装備。さらに、車両の上方向にスペースが必要となってしまうため、天井の低い駐車場ではかえって使いにくい装備になっています。

そんなわけで、跳ね上げ式ドアの採用は見送られているのでしょう。

しかしテスラ モデルXが提示した跳ね上げ式ドアの新たな解釈は、大いに評価するところ。今後、ファミリーカーでも採用するケースが出てくる可能性はあるのでしょうか?

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