港区の公道でも3回しか見たことありません…ベンテイガってどんな人が買うの?

ベントレー ベンテイガ

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SUV市場は2017年4月現在、最もホットといえるカテゴリ。コンパクトSUVからラグジュアリー感溢れるSUVまで各メーカー様々ラインアップしていますが、恐らく現在、その頂点に存在するのが「ベントレー ベンテイガ」なのではないでしょうか?
Chapter
高級すぎるSUV、ベントレー ベンテイガ
ベンテイガの凄すぎるまさかのオプション装備とは…
日本には何台のベンテイガが入ってくるのか?

高級すぎるSUV、ベントレー ベンテイガ

ベントレーといえば英国発祥の高級車ブランド。そのベントレーがSUVモデルを手掛けるのならば、なんとなく「ラグジュアリーな感じだろう」と誰もが想像できるでしょう。

2015年にベントレーが発表したSUVモデル「ベンテイガ」。確かに、ラグジュアリーではありますが、そのレベルが半端ではない上に、凄まじい走行性能までもたらされているのです。まさに驚愕のモデルです。

エンジンには新開発の6.0リッターW12気筒ツインターボエンジンを搭載。3.0リッターV6エンジンを二基搭載した、と思うとわかりやすい…かもしれません。

2017年4月現在のベントレーはフォルクスワーゲングループ傘下になっており、プラットフォームには同グループのアウディ Q7と同じものが採用されています。つまりベンテイガは、VWグループの技術すべてを投入したモデルと言えるでしょう。

スペックは以下の通りです。

■ベントレー ベンテイガ
エンジン:6リッター W12 DOHC 48バルブ ツインターボ
最高出力:608ps(447kW)/5250-6000rpm
最大トルク:91.8kgm(900Nm)/1250-4500rpm
トランスミッション:8速AT
0-100km/h加速:4.1秒
最高速:301km/h
車重:2,530kg
車体価格:2,695万円~

このようにカイエンターボSと互角以上の加速(最高速はベンテイガが勝ります)、現在最速のSUVと言えます。勿論、価格もSUVモデル最高値となっています。

しかし、ベンテイガが凄いのはこれだけではありません。

ベンテイガの凄すぎるまさかのオプション装備とは…

標準仕様でも2,600万以上のベンテイガ。最高級SUVモデルといえるわけですが、さらにオプションも桁違いの価格。

主なオプション装備を挙げると、

・オプショナルペイント 759,700円~
・オールテレインスペック(ドライブダイナミクスコントロール、ラゲッジマネージメント、トップビューカメラ、アンダーフロアプロテクション) 801.400円~
・フロントシートコンフォートスペック(フロントシートマッサージ&ベンチレーション、3点シートベルトの自動高さ調整&メモリー、フロントコンフォートヘッドレスト) 473.400円~
・サンシャインスペック(ダブルサンバイザー、リアウィンドウ電動式ブラインド) 274,800円~
・ツーリングスペック(アダプティブクルーズコントロール、Bentleyセーフガードプラス、ヘッドアップディスプレイ、レーンアシスト、ナイトビジョン、トラフィックアシスト) 1,046,100円~

など、このような装備を追加していくとあっという間に3,000万越えとなるわけです。

しかし、それ以上に素晴らしい装備が、なんと「時計」なのです。コックピット中央にオプション装備で取り付けられる時計は約2,000万円…。

これはスイスの高級時計メーカー、ブライトリング社(Breitling Montres S.A. )の手掛けた“トゥールビヨン”と呼ばれる複雑な機構をもたせた機械式時計が奢られています。

正確さで論ずるのであれば、クオーツ式には残念ながら及ばない機械式時計。まして現在であればGPSやICTで正確な時刻を簡単に入手する事も可能です。しかし、敢えてこうした時計を装備するという事に欧州の懐の深さを感じるところですね。

それはかつての工芸技術であり、文化といったミームを現在に継承させるというベントレーの矜持なのではないでしょうか。とはいえ、この時計を装備するだけでもう一台分のコストがかかってしまうというのも凄い話ではあります。

日本には何台のベンテイガが入ってくるのか?

ベントレーモーターズ ジャパンの代表ティム・マッキンレイ氏によれば、2016年の日本割り当て分の80台はすぐに注文が入った、とのことです。なんとも信じられないような事ですが、それだけ富裕層というのがこの日本にも存在する、という事になります。

2017年は100台以上の販売を予定していると強気の戦略のベントレージャパンですが、発注状況含め気になるところですね。

ベンテイガは2017年3月に納車が始まったので、これから見かける機会が訪れるのではないでしょうか。一体どんな方が…とついドライバーを見てしまいがちですが、最高級SUVモデルであるため、おそらく所有者は自分で運転していない可能性が高いでしょう。
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