610馬力発揮するGTC4ルッソT…AWDからFRへ

フェラーリ GTC4ルッソT

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”普段使いできるフェラーリ”として評価を受けているフェラーリ GTC4ルッソの姉妹モデル、GTC4ルッソTが、間もなく日本導入が開始されます。しかし、フェラーリ唯一の4輪駆動システムは、ルッソTには装備されていないようなのです…。
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フェラーリの異色かつ意欲的なモデル、「GTC4ルッソ」
ドライビングプレジャーを高めた、GTC4ルッソT
GTC4ルッソTはお買い得!?

フェラーリの異色かつ意欲的なモデル、「GTC4ルッソ」

GTC4ルッソは、市販フェラーリで初めて4輪駆動を採用したシューティングブレイクのフェラーリFFの後継として、2016年のジュネーブショーにて発表されました。

このGTC4ルッソには、4輪駆動に加え4輪操舵システムも搭載。実用性を高めたフェラーリとして話題になりました。

エンジンは、6,262ccのV型12気筒で、最高出力507kW(690ps)/8,000rpm、最大トルク697nm/5,750rpmというハイパワーを実現。

電子制御デファレンシャルのE-Diff、トラクションコントロールのF1-Trac、マグネティックライド・コントロール・サスペンションのSCM-E、さらにESCを統合制御する4RM-EVOシステムに、後輪操舵システムまで統合し、ハイパワーを効率よく路面に伝えるよう、しっかりと躾けられています。

車両本体価格は、3,470万円です。(2017年3月時点)

ドライビングプレジャーを高めた、GTC4ルッソT

2017年3月より、日本でも販売開始が発表されたフェラーリ GTC4ルッソT。GTC4ルッソのV8モデルですが、その内容は若干変わっているようです。

まずパワーユニットが、3,855ccのV型8気筒ターボエンジンに換装。最高出力449kW(610cv)/7,500rpm、最大トルク760Nm/3,000-5,250rpmをそれぞれ発生。

排気量は、2,400ccほどダウンサイズしながら、最大トルクは63Nmも向上しているのは注目すべきポイントです。

加えて、もう一つの大きな変更点は、駆動方式をFRとしたことです。

4輪操舵システムは、GTC4ルッソ同様に奢られていますが、4輪駆動を切り捨てるカタチとなっているのは興味深いところ。これに関してフェラーリサイドは、日本の市場を鑑みたものである旨をコメントで発表しています。

このFR化にともない、F1-Trac とE-Diffといった電子制御システムもよりスポーティなテイストに変更したようです。

0-100km/hは、GTC4ルッソが3.4秒、GT4ルッソTが3.5秒と、AWDのルッソのほうが若干優れていますが、ボディはFRとしたことで50kgほど軽量化。さらに、エンジンパフォーマンスの違いによって、走りのテイストの違いが鮮明になっていることでしょう。

GTC4ルッソT 画像ギャラリー

GTC4ルッソTはお買い得!?

気になるGTC4ルッソTの車両本体価格は、2,970万円。GTC4ルッソより約500万円プライスダウンしていますが、やはりそこはフェラーリ、決して安いとはいえない額です。

フェラーリとしては、このGTC4ルッソTのターゲットを「30代~40代」としているようですが、このプライスを払えるのはひと握りでしょう。

とはいえ、FR化により、GTC4ルッソに引けをとらない軽快な走りとスポーティさを手に入れ、4人乗りかつ居住性にも優れている…となれば、購入層の方にあっては、GTC4ルッソTは、積極的に購入の候補となるかもしれません。

フェラーリの野心作ともいうべき、フェラーリGTC4ルッソ&ルッソT。日本に何台上陸するか、気になるところですね。

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