ターボとスーパーチャージャーの違いはわかりますか?

空気密度を上げて、酸素をより多く取り込むための過給機

自動車用に限らず、内燃機関で常に追求されてきたのは「いかに効率良く安定して燃料を爆発・燃焼させるか」という課題です。そのために数多くの新機軸が採用されて、現在にいたっています。

とはいえ、空気と燃料を安定して供給できなければ意味がありません。そこで空気を安定供給するだけでなく密度も高めて、より多くの空気(酸素)をエンジンに取り込もうとするのが過給機です。

航空機用としては第2次世界大戦前にスーパーチャージャーが、次いでターボチャージャー(以下ターボ)が実用化されたものの、アメリカ以外でターボはなかなか実用化されず、自動車での実用化はそのさらに後、1960年代になってからでした。一方、船舶用は比較的早く普及されました。

昔の本には、「第2次世界大戦で日本はスーパーチャージャーつきのB-29に苦戦した」などと書かれていますが、実際にはスーパーチャージャーは日本の飛行機などに装備されており、日本が実用化できなかったのはターボの方でした。

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