かつてパジェロやデリカに装着されていた、フロントのごついパイプはいま…

フロントガードへの批判

三菱 ギャランスポーツGT

パジェロをはじめとする豪華オフローダーは、その当時SUVではなくRV(レクリエーショナル・ビーグル)と呼ばれていました。

現在のSUVと大きく異なったのは、大きく重くゴテゴテと追加装備をつけた勇ましい姿が良しとされていたことで、フロントバンパーの前にパイプで組まれたガード類を装備している車も多く見ました。

これは本来、大型動物が多い地域で衝突時に車のダメージを軽減するための、アニマルバーあるいはカンガルーバーと呼ばれていたものです。

街中で走るのには、まったく不要なパーツであるばかりか、衝突時には相手の被害をむやみに拡大させる、それが歩行者の場合は死傷率が上がるという批判が次第に高まりました。

その極めつけが、1994年に登場した三菱 ギャランスポーツGTでした。

「GT-RV」のキャッチコピーで登場した同車は、ステーションワゴンブームに三菱がギャランの5ドアハッチバックで便乗しようとした際に、得意のRV路線で付加価値をつけようとしたモデルです。

当然のようにフロントガードを装着していたその姿に、”やりすぎ”という批判が集まり販売は低迷。そのあたりを境としてフロントガードは急速に消えて行き、RVブームも収束していきました。

次ページ20年以上の時を超え、警察用として復活の兆し

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