かつてパジェロやデリカに装着されていた、フロントのごついパイプはいま…

その昔、特殊な車だったクロカン車

三菱 ジープ

現在流行のクロスオーバーSUVは、基本的に乗用車の車高を高くしただけのモデルで、その先駆者的なモデル、トヨタ RAV4やホンダ CR-Vが登場した頃は、シティオフローダーと呼ばれたこともありました。

つまり、実際にオフロード走行でのタフさを求められているわけではない、格好だけの車というわけです。しかし、実用上はそのほうが都合が良いので、現在まで世界中でブームになっています。

しかし、それらが登場する以前は、本物のオフロード車に乗用車並の豪華装備を施したものがSUVとして販売されており、当然そのベースとなったオフローダーがありました。

例えば、スズキ ジムニーやトヨタ ランドクルーザーの元祖的存在と言える三菱 ジープは、荒地を走りきるタフなオフローダーでした。しかし、一部のマニアを除けば、本当に必要なところで使うための特殊な車でした。

1970年代には、4WD乗用車としてスバル レオーネが登場しましたが、当時は4WD車でなくても皆、普通の乗用車で未舗装路車を走っていた時代であったため、4WD車に乗っていると、「あの人はよほど山奥に出かける用事があるに違いない」という認識だったのです。

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