空飛ぶレンガと呼ばれたボルボ…その思想は新型S90でも健在なのか? 

ボルボらしさは健在だった!徹底した安全性能

ボルボ S90 2017

S90には、Intelli Safe(インテリセーフ)と名付けられた安全装備を搭載。4つの世界初の技術を含む、15種類以上の安全技術を標準装備としています。

先進のミリ波レーダーとデジタルカメラを利用し危険を検知し、ドライバーに警告、衝突の危険があればオートブレーキを作動、衝突を未然に防ぐ、あるいは軽減させるといった現代の運転支援テクノロジーが満載なのです。

自動ブレーキ、レーンキープ機能、前車追従機能(アダプティブ・クルーズ・コントロール)など、現在多くのモデルが導入している機能はもちろん、それ以外に世界初の技術・機能が搭載されているので紹介しましょう。

・大型動物検知機能(夜間含む)
北欧のボルボは、以前からヘラジカなどと衝突した際の安全性を意識した車両開発を行ってきましたが、近年ではそれ以前の衝突防止機能を装備しています。この大型動物検知機能は、走行中の車線に近づいている大型動物をレーダーが検知すると、ドライバーに警告しドライバーがブレーキをかけない場合はオートブレーキを作動させ、車速を最大15km/h減速させるものです。

・インターセクション・サポート(右折時対向車検知機能)
交差点内で右折する際、対向車の動向を監視し、衝突の危険を検知するとオートブレーキを作動させて衝突を回避あるいは衝撃を軽減します。

・ランオフロード・ミティゲーション(道路逸脱回避支援システム)
カメラセンサーにより道路から逸脱する危険を検知すると、ステアリング操作およびブレーキ動作をアシストし、道路逸脱回避をサポートします。

・ランオフロード・プロテクション(道路逸脱事故時保護システム)
衝突や事故が発生する前に電動プリクラッシュテンショナー付フロントシートベルトが、乗員をシートの安全な位置に固定。
道路からの逸脱が避けられない場合は、、衝撃吸収機能付フロントシートが道路逸脱時にシートに垂直に加わる衝撃を軽減します。同時にシートベルトプリテンショナー、エアバッグ、衝突時ブレーキペダルリリース機能など、さまざまなシステムが連携して乗員を保護するよう最適な動作を行い、負傷リスクを低減します。

大型動物検知機能には、サイクリストを検知する機能も搭載されており、欧州ならでは文化が垣間見えるのも非常に興味深いところではないでしょうか。

またインシデント対策、アクシデント対策といったものがしっかり用意されているのも、さすがボルボといったところ。

限界まで危機回避をし、最悪のアクシデント発生でも乗員の被害を最小限に収める工夫がなされているところなどは、長年にわたって安全性追求を行ってきたボルボの衝突安全技術に敬意を感じるところです。

かつて「空飛ぶレンガ」と呼ばれた頑強な角ばった車は、コンピュータと先進技術によってより安全な精密機器に進化したといえるかもしれません。しかしその基本コンセプトはなんら変わることなく、最高の安全性をユーザーに届けているのですね。


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