ついにこの時がやってきた!! 世界初の空飛ぶ車が約5,000万円で販売開始!?

2017年、空飛ぶクルマが発売される!?

空を飛ぶクルマ(スカイカー)を研究・開発をしている会社は、世界にいくつか存在しており、実際に試作品も完成しています。

それだけロマンがあるともいえますし、それを欲する人々(富裕層かもしれませんが…)も確実に存在するのでしょう。実際に運用できるのであれば、利便性は高いといえますしね。

なかでも、もっとも市販化に近いのが、スロバキアにあるエアロモービル社が開発中の「AeroMobil 3.0」です。

エンジニアのシュテファン・クライン氏により開発がすすめられているこのエアロモービルは、1990年に構想がスタートしました。

動画を見るとわかるように、走行時はクルマとしてのサイズに収めつつ、飛行時は航空機として切り替わる(変形する)といったコンセプト。当然ながら開発は難航し、設計案を幾度も破棄し、開発が進められたといいます。

1990年、エアロモービル1.0(1名乗員)、1995年にはエアロモービル2.0として2名乗車仕様を試作。エンジンはオートバイのものを流用したそうです。

そして2010年にエアロモービル2.5にブラッシュアップ、2013年10月に初飛行を記録し、さらに2014年にはエアロモービル3.0を開発。このモデルが2017年に発売される…と噂されているのです。

航空機と背反する自動車の「空力問題」

このエアロモービルの開発は、さまざまな面で苦心が続けられているそうですが、そのなかでもクルマ好きの我々として気になるのが空力の問題です。

ご存じのように、物体が高速で移動していくと「揚力」が働きます。レースカーはもちろん、市販車でもこの揚力による挙動の不安定、操作性の悪化を防ぐため、エアロパーツ等でダウンフォースを稼いでいます。つまりエアロパーツは、車両を地面に押さえつける力をもたらすということです。

他方で、航空機となると話は別になり、効果的に「揚力」を利用して離陸しなければならず、陸上走行と飛行時でまったく異なるエアロダイナミズムが必要となるのです。スカイカーの開発で、非常に頭を悩ますのはこの点でしょう。

ところがエアロモービルでは、この問題を変形機構でクリアした、としています。確かに、飛行モードでは翼を広げ、完全に小型飛行機といったカタチになっていますね。

■エアロモービル3.0 スペック
乗員:2名
全長:6,000mm
全幅:飛行時8,320mm
全幅:走行時2,240mm
空虚重量:450kg
最大離陸重量:600kg
エンジン:ロータックス 912 100hp(74kW)
飛行速度:200km/h
離陸速度:130km/h
失速速度:60km/h
走行速度:160km/h
離陸滑走距離:300m
着陸滑走距離:100m
航続距離:飛行700km、走行875km

全幅が走行時でも2,240mmと、あのハマーH1よりも幅広。実際、取り回しは日本では厳しそうですが、一応ピックアップトラックの駐車場に入るサイズに設計されているのだとか。また、気になる価格は、5,000万円前後といわれています。

日本でも走行・飛行できるのか!? 法的な問題は?

エアロモービル3.0

空飛ぶクルマがここまで現実的になっているのは、非常にワクワクするところですよね。とはいえ、実際に運用するとなると、法的な問題がいくつも出てきそうな気もします。

仮に日本に持ってきたとして、走行形態で車検が通るのかどうか。保安部品はマストですし、あとは前例のないモデルだけにどのような判断がなされるかどうか、です。

もしも自動車としてナンバープレートを獲得できたとしても、今度は飛行機としての型式証明を受けなければなりません。

これは該当となる航空機の設計が”安全性及び環境適合性の基準を満たしているか”を証明するもので、国土交通省が基準を定めています。

日本では日米間の協定により、日本と米国の型式証明について相互承認が認められているそうなので、エアロモービル社がアメリカで承認を受けることができれば、クリアしやすくなるでしょう。

とはいえ、走行時の型式であれば自動車として許認可が受けられるでしょうが、公道で飛行モードに変形するのはNGでしょうし、道路から離陸というのも現行法では不可能でしょう。

そして普通自動車運転免許はもちろん、空を飛ぶには飛行機自家用操縦士免許を取得している必要があります。

当然ながら飛行場まで自走し、飛行場で変形し、そして離着陸料を支払い小型飛行機として運用する、という流れになるでしょう。

帰りは家の近くがいい、といって勝手に道路に着陸などは絶対にNG。夢のあるクルマなのですが、現実はそういうことになってしまいますね。

本当に2017年中に発売となるのか、気になるところでもありますが、こうした夢のある開発は、諦めずに続けて欲しいものですね。

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