なぜ車のヘッドライトカバーは黄ばむのか?

ポリカーボネートのメリット・デメリット

樹脂性のメリットは、まず軽量化です。

以前は、カバーにガラス、反射板側は金属だったヘッドライトユニットが、すべて樹脂製になったことで、約4分の1の重量になったとも言われています。

さらに前述のデザインの自由度のアップ。表面硬度が高く傷がつきにくい。また耐衝撃性にも優れており、衝突の際には割れて飛散しにくくなるなど、自動車メーカーにとってヘッドライトユニットを樹脂にするメリットは多かったのです。

その一方で、カバーに樹脂を使うとなると、紫外線による劣化、耐侯性、黄変がデメリットです。

劣化する原因の多くは、外からの紫外線と内側からのライトバルブの熱による化学変化。純正より明るいバルブに換えている場合など、通常よりも早く黄ばみや曇りが現れます。厳しい環境下では、早ければ2〜3年程度でもその傾向がでてきます。

ただし、黄ばみや曇りは、置き場所や使用状況によって、ずいぶんと変わってきます。紫外線の少ない場所で屋根付きの車庫に保管してあったり、夜はほとんど乗らない(ヘッドライトを使わない)という環境なら、その進行はかなり抑えられるでしょう。

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