なぜジュークのヘッドライトはへんな場所に設置されているのか?

異彩を放つコンパクトSUV、日産ジュークのデザイン

日産 ジューク(USA)

日産 ジュークは、SUVながらクーペ風のデザインが奢られた非常に個性的なモデル。また、英国や北米、中国といったマーケットにも投入されているグローバルなモデルでもあります。 その個性的すぎるデザインからか、日本では海外ほどのヒットモデルにはなりませんでした。 

パワーユニットは、114psを発揮する1.5Lエンジンから190psを発揮する1.6Lターボエンジン(NISMO仕様は200PS)、はたまたGT-Rのエンジンを搭載した遊びゴコロ溢れる限定モノと、まさにFUNなホットハッチの側面もあるクルマ。

ボディーカラーの展開も工夫している印象的なモデルでした。 国内での結果はともかく、セールスポイントとしてエクステリアデザインを、明確に打ち出したモデルともいえますね。

ジュークのヘッドライトは上なのか?下なのか?

日産 ジューク(USA)

さて、そのジュークを最初に見た方とき、皆さんはこう思ったのではないでしょうか。

「どれがヘッドライトなの?」と。

前述のように非常に個性的なエクステリアを狙っただけあって、フロントマスクが面白い意匠となっています。

通常のクルマであれば、ボンネット上のユニットがヘッドライトになり、フロントバンパー付近のライトは、フォグあるいはドライビングランプという位置づけになるでしょう。しかしそうではないのが、このジュークの面白いところ。

ジュークのヘッドライトは、バンパー両端についている丸いライトの方なのです。これまでのセオリーから考えれば、ありえない場所なのですが、これには仕方のない理由があったのです。

ジュークのライトが下についた理由

ジューク NISMO RS

日産のデザイナーは、ジュークを小型ながら強いプレゼンスのあるクルマをテーマにデザインしたそうです。目線=ライトの位置が高ければ、クルマも自信に満ちた表情になるのだとか。

しかし、「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示」をチェックしてみると、自動車に備えるすれ違い用前照灯は、その照明部の上縁の高さが地上1.2m以下に規定されており、ジュークのボンネット上の位置では、メインの前照灯として扱えなかったということなのです。

苦肉の策?としてグリルにあの丸いランプを埋め込み、これが法規上でもヘッドライトとなっているわけです。しかもラリーカーのフォグランプを意識したとアナウンスされており、ジュークをより印象付けるデザインに仕立てていますね。

ちなみに、ボンネット上のライトは「フロントコンビランプ」と呼ばれ、ターンシグナルとポジショニングランプの役目を果たしています。

群雄割拠の中、ジュークはどう生き残りをかけるのか!?

日産ジューク2

現在、ホンダのヴェゼル、そしてトヨタのC-HRが非常に好調な売り上げを記録しており、元祖スタイリッシュSUVたるジュークの存在感は、日本では少々薄れた感があります。

2010年に発売され、すでに多くの方々がデザインを見慣れてしまったという側面もありますが、再評価されて然るべき存在とも思います。

日産は、ジュークを近々フルモデルチェンジする、という噂があります。そうなるとパワーユニットには既存のエンジンに加え、ノートで好評を博しているe-POWERを搭載すれば、環境性能面での競争力は格段にアップするでしょう。

加えて、非常に気になるのがそのデザイン。既存の斬新さを追求する路線でいくのか、はたまた新型マイクラで見せたようなシャープかつ、ある種保守的な路線でいくのか…。とにかく、競争力の高い新型モデルとなるのは間違いないでしょうね!



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