高級車を中心に普及してきたエンジンカバー…何のために付いているのか?

デザイン、見た目のため?

AMG エンジン

エンジンカバーを付ける大きな理由は、見た目ではないでしょうか。エンジン上部はカムカバーや点火プラグ、さらにエミッションコントロールのバルブや、インジェクター、フューエルライン、配線、センサーなどが複雑に張りめぐらされています。

そこを大きなカバーで覆ってしまえば、コストをそれほどかけずに見栄えも良くなります。エンジンルームを開けたときの印象もまったく違いますね。

防音・防振効果も…

レクサス V6エンジン

もうひとつの理由は、前述した「防音・防振」性能を上げることです。エンジンから出てくる音や振動をカバーによって吸収させ、静かで乗り心地の良い車にするのが目的です。

エンジンカバーを製造する大手メーカー、太平洋工業の製品は、エンジンとカバーの隙間にサイレンサーとして発泡ウレタンをセット。吸音効果の高い防振材料である発泡サイレンサーを、エンジンカバーの裏面に塗布する技術で、優れた吸音・遮音・防振・制振性能を発揮します。

また、ウレタン材料なのでエンジンルームの耐熱特性等の厳しい環境にも耐えることができ、形状自由度を生かした発泡成形技術と、周囲にも優しい低騒音設計により、エンジン騒音の大幅な低減を実現しています。

この技術が用いられているのは、レスサスのエンジンルームです。確かに、レクサスのあの静かさは驚異的。それを実現するひとつの部品としてエンジンカバーが使われているのですね。

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