新型CX-5、予約受注台数9,000台超え!好調な理由とは?

マツダ CX-5

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デビューしたばかりの新型マツダCX-5の受注が好調です。メーカーの月間販売目標2,400台に対して、発売前に9,000台以上もの予約受注が入っているそうです。その理由とは何でしょうか?
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ユーザーからの評価が高い新型CX-5
CX-5人気の原動力「SKYACTIVE-D」
ディーゼルならではメリットも人気を後押し

ユーザーからの評価が高い新型CX-5

マツダ「魂動デザイン」のデビュー作ともいうべきモデルが先代のCX-5です。デザインにこだわりがあるモデルであり、新型は先代が持っていたダイナミックな造形美に加え、さらなる上質感をプラスしているのが大きなセールスポイントです。

冒頭で述べたように、新型CX-5は月間販売計画の約4倍もの受注が、発売前に入っているという事実。これには旧型モデルからの乗り換え需要もあると考えますが、なにより世界中で高い評価を受けているクーリンディーゼルエンジンSKYACTIVE-Dの高い実力に裏打ちされているのは間違いないでしょう。

先代のCX-5を購入したユーザーの8割近くが、ディーゼルモデルをチョイスしているということから、新型もディーゼルモデルが売れ筋となっていくはずです。しかし、マツダとしてはSUV市場で主流となっているガソリンエンジンにもテコ入れしたいという意向があるようで、新型ではディーゼルとガソリンの比率を、55:45あたりに持っていきたいとしています。

ちなみにグレード別の予約受注構成比は、本革シートを採用して上質さを際立たせたL Packageが49%、先進の安全装備を充実させたPROACTIVEが47%と、ユーザーの安全意識の高さが見て取れます。

ボディカラーは、イメージカラーでもある「ソウルレッドクリスタルメタリック」が31%、金属質感を実現した「マシーングレープレミアムメタリック」が17%となっています。

CX-5人気の原動力「SKYACTIVE-D」

ここまでCX-5のニーズが高まったのは、造形質感の高い「魂動デザイン」はもちろんのこと、心臓部のSKYACTIVE-Dの環境を含めた性能に寄るところが大です。

このユニットは、2.2Lの直4ディーゼルターボエンジンで、最高出力175ps/4,500rpm、最大トルク42.8kgm/2,000rpm、JC08モード燃費18.0km/L(2WD)という、素晴らしい出力特性と燃費性能を備えています。

スペックというと、どうしても馬力をチェックしがちですが、車重のあるSUVモデルにとっては、低速からそのボディを前に進めるためのトルクが絶対的に重要。CX-5に搭載されるSKYACTIVE-D 2.2は、42.8kgmの大トルクをわずか2,000回転で発生します。

参考までにあげるならば、スバルのWRX STIのEJ20エンジンは、CX-5とほぼ同等の44.0kgm というトルクを、CX-5よりも1,000回転以上高い3,200-4,800rpmで発生しています。

車重はいずれも1.5トン強。つまりスタートダッシュだけなら、スバルWRXに負けない加速が可能なスペックともいえるのです。

ディーゼルならではメリットも人気を後押し

現代のSUVを選ぶユーザーは、都市部での運用が多いといわれます。2WD仕様が売れているということは、その証左といえましょう。

そしてディーゼルの最大のメリットが、燃料コストです。レギュラーガソリンと比べて、リッターあたり約20円ほど安く、JC08モード燃費もSKYACTIV-G 2.0の16.0km/Lに対して、SKYACTIV-D 2.2は18.0km/Lと、ディーゼルのほうが2kmほど優れています。

これはランニングコストの低減に目に見えて寄与するものですし、そもそもCX-5ディーゼル仕様はSUVとして非常に高い環境性能を持っています。

パワフルな上に燃料代が安い、となれば多くの方々がディーゼルを購入するのも納得ですね。

さらに、新型CX-5に搭載のSKYACTIVE-Dには、ピストンピンに組み込んだダンパーでノック音を低減させる「ナチュラル・サウンド・スムーザー」、燃料噴射タイミングを制御して、エンジンパーツの振動と燃焼の振動の周波数を重ねて打ち消す「ナチュラル・サウンド・周波数コントロール」といった技術を採用しており、懸案であった振動対策に注力。これまでのディーゼルにはない静粛性をもたらしています。

つまり、ディーゼルエンジンをメリットに転化したマツダの技術力が、CX-5の存在意義を高めているということなのです。

受注からみる好調ぶりは、現在のマツダの勢い、ブランド力の向上を感ずるところですね。


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