VWが作るソーセージはシャウエッセンより美味しいのか?

カレーソーセージ

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2015年、排ガス不正問題などでやや勢いを落としたVWグループですが、2016年のグループ世界販売台数ではトヨタを追い抜き、なんだかんだとその存在感の大きさを示しています。

その躍進の一助となったのが、「ソーセージ」なのだとか!?

※ 2017年2月時点
Chapter
クルマより好調!?な"VWソーセージ"とは?
VW「ゴルフ」より歴史があるソーセージ製造…
ソーセージが押し上げた!?VWの販売台数…
意外なメーカーの関連事業

クルマより好調!?な"VWソーセージ"とは?

カレーソーセージ

※写真はイメージです

2015年の排ガス不正問題で、大きなイメージダウンとなったVWグループ。クルマ自体が素晴らしいだけに、非常に残念な事件でもありました。この事件により2015年度のVWブランドの乗用車の売上は、前年度より約5%ダウンの582万台になってしまいました。

しかし、そんなVWの思わぬ救世主?となったのがなんとソーセージ!なかでも人気商品の「カリーブルスト」は、2015年に過去最高となる730万本の売り上げになったのだとか。クルマの販売台数より約150万本ほど多く、”クルマよりソーセージが好調”と皮肉まじりにニュースでも扱われました。

VW「ゴルフ」より歴史があるソーセージ製造…

実は、VWのソーセージ製造は1973年にスタートしています。VW ゴルフのデビューが1974年ですから、ゴルフよりも歴史があるというのも面白いところ。

このソーセージは、ヴォルフスブルク工場の敷地内で飼っていた豚を使って製造したのが始まりとされており、前述の「カリーブルスト」がVW関連施設の食堂で振舞われているそうです。

現在では、自前の精肉工場も備え、市場にも流通、もちろんスーパー等でこのVW印のソーセージが購入できます。

堅実なクルマ作りをするメーカーの印象が強いため、我々日本人にはちょっとばかり想像しにくいのですが、ドイツの方々にとってはクルマ同様、ソーセージのブランドとしても定着している、ということなのかもしれませんね。

ソーセージが押し上げた!?VWの販売台数…

VWグループにとって、2015年はいくら自身が招いたとはいえ、低迷の年でした。しかし、2016年の販売台数をみてみると、トヨタ自動車(1017万台)を抜いて、初の世界首位(1031万台)になっています。

いったんは会社の信頼が失墜したわけですが、この数字は企業として真摯にこの問題に取り組んだ証、ともいえるのではないでしょうか。

この復活劇に、食卓を賑わすVW印のソーセージが一助となったのかもしれません。

意外なメーカーの関連事業

VWのように、ソーセージを販売する自動車メーカーは他にないかもしれません。またドイツというお国柄もあったのでしょう。

しかしVW同様、日本のメーカーも興味深い関連事業を行っています。

ダイハツやヤマハ、あるいは曙ブレーキ、こうした自動車関連の企業がトヨタと関係が深いのはご存じと思いますが、意外なところでは、ミサワホーム(不動産業)、KDDI(通信事業)といった会社もトヨタと深い関連を持っています。他にもいろいろな関連企業の名が挙がるので、興味のある方は調べてみると面白いと思いますよ。

こうしてみると国を問わず、自動車メーカーというのはやはり大きな事業体、コングロマリットであり、経済界に大きな影響を及ぼしているのが分かるのではないでしょうか。

さて、VWの作るソーセージが一体どんなものか俄然興味がわきましたね。しかし残念ながら日本国内でVWのソーセージを提供しているお店はないようです。どうしても食べたい!という人は、ドイツ旅行を計画するか、ドイツに行く知人にお土産をお願いするしかなさそうです…。
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