カーデザイナー和田智氏がデザインした車5選

初代セフィーロ

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カーデザイナー兼プロダクトデザイナーである和田智氏を知っていますか?現在は独立をしてSWdesignを主宰する和田氏は、1983年に日産自動車に入社し、98年にはドイツのアウディに移籍、数々の車のエクステリアデザインを担当してきました。

日本人が海外で活躍するというのは私達からしても喜ばしいことですよね。

今回は、和田智氏がデザインした代表的な車種をご紹介します。あなたがかつて乗っていた車ももしかしたら彼のデザインによるものかもしれません。
Chapter
①日産 初代セフィーロ
②日産 初代プレセア
③日産 ハイパーミニ
④アウディ 3代目A6
⑤アウディ 初代Q7

①日産 初代セフィーロ

初代モデルは1988年にデビュー。後輪駆動・マルチリンクサスペンションを採用するセダンで、運転する楽しさを重視したモデルです。

まだ珍しかったプロジェクターヘッドライトを採用したフロントマスクのデザインは雑誌などで話題になりました。美しいボディラインを持つセフィーロは、スポーツセダンとしての素質も十分に備えたモデルでした。

②日産 初代プレセア

1990年に登場したプレセアは、サニーの基本コンポーネンツを流用して生まれたモデルですが、グリルのないフロントマスクを見ても分かるようにスタイリッシュなデザインが特徴でした。しかし、スタイリング重視という事もあり、全高は1,320mmと低く、乗降性はイマイチだったようです。

1995年には2代目が登場しますが、人気がセダン系からミニバンやSUVに移っていったこともあり、プレセアの歴史は2000年に幕を閉じます。

③日産 ハイパーミニ

ハイパーミニは2人乗りの電気自動車で2000年に発売されました。和田氏が日産に在籍中最後にデザインした車です。パイクカー的な要素がありますが、50:50に近い重量配分など、車としての性能もきちんと考えられた車です。

軽自動車規格にすべてのコンポーネンツを収め、車輪を4隅に配置した特徴的なスタイリングは、グッドデザイン賞をはじめ、多くの賞を獲得。発売当時の価格は、充電器付モデルで400万円と、かなり高値なクルマでした。

④アウディ 3代目A6

和田氏がアウディで最初にデザインを担当した市販車が、2005年に登場した高級セダンのA6です。

それまでは主にコンセプトカーのデザインを手掛けていました。このA6から、現在のアウディのアイデンティティとなるシングルフレームグリルが採用されました。

アウディらしい、エッジの効いた高級感のあるデザインと流麗なフォルムが特徴です。

⑤アウディ 初代Q7

アウディの最上級クロスオーバーSUVであるQ7のデザインを担当していたのも和田氏です。フォルクスワーゲンのトゥアレグ、ポルシェのカイエンとは兄弟関係にあります。

2006年~2016年と長い期間に渡って販売され、多くのファンを魅了してきました。大型ボディが織り成す逞しさと美しさが同居するデザインはアウディらしい都会派SUVのイメージがうまく表現されています。
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