湘南の潮風を愉しむクルマ「メルセデスC180カブリオレ」

メルセデス Cクラス カブリオレ

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若いころからオープンカーが欲しかった。なんというか、走るリゾートのような優美さに憧れていたのだろう。また実用性を持たない潔さ、という点もある種魅力的に映ったのかもしれない。かくいう私もついに念願のオープンカー、カブリオレを手にすることになった。
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リアシートがあるカブリオレの素晴らしさ
ダウンサイジングターボ搭載のC180カブリオレ
リゾートへのドライブに最適・快適のカブリオレ

リアシートがあるカブリオレの素晴らしさ

若い頃ウインドサーフィンに嵌っていた事もあり、海が近くにないと落ち着かない性質の私は、湘南に家を買った。子供たちは独立してしまい寂しくもあるが、今は妻と犬たちで楽しく暮らしている。

海岸線は季節によっては渋滞で辟易とすることもあるが、季節に応じてその表情を変える波をバックにドライブというのはなんとも形容しがたい。ようやく子育ても終わり(厳密に言えば終わりなどないのかもしれないが)経済的にも余裕が出た。念願だったオープンモデルに乗るならいまだ、とばかりに購入を検討。いつもは口うるさい妻も今回はわりと協力的だった。ここまで我慢してきた私への一定の理解、ということかな。

ただ一つだけ注文があった。
「この子たちも乗れるクルマなら、ね」と。
そう、子供たちは成長して巣立ったものの、我が家にはミニチュアダックスが2匹、新しい家族となっている。確かに、彼らもドライブに同乗できなければならないね、家族だから。

そうなるとオープンカーをチョイスしようとしていた私に大きな制約ができた事になる。そんな折り、クルマ好きの仲間との定例の飲み会で「メルセデスのCクラスにカブリオレが出たらしい」なんて情報が。早速調べてみるとなかなか良い仕上がり。そしてなにより、リアシートがあるではないか。

ダウンサイジングターボ搭載のC180カブリオレ

妻と休日にディーラーで試乗してみた。そりゃメルセデスだから質感は文句なし。ルーフの開閉は以前友人に乗せてもらったコペンと同じくらい(比較するカテゴリではないが…)、20秒ほどだろうか。夏場のゲリラ豪雨等、日本の気候も変化しているし、箱根方面の山道の変わりやすい天候でも、この装備があればなんら心配ない。肩肘はらずに乗れるというか、やせ我慢をしなくて良いというべきか。

加えてやはり、リアシートに2名乗れる、というのはカブリオレにとっては望外の装備だろう。これならうちの「子」達も喜ぶに違いないし、なにより最高の妻への説得材料だ。

どのメーカーもそうだが、複数のパワーユニットが選べる。500馬力以上!叩き出すAMG仕様も正直惹かれたが、私の住んでるエリアでそんなパワーは必要ない。それに世界中を席捲している「ダウンサイジングターボ」も体験してみたかったという事もあり、C180カブリオレスポーツをチョイス。1.6Lエンジンとはいえ156馬力を発揮、これだけあればアジリティを活かした走りをするには充分だろう。またJC08モード燃費も14.3km/Lとこの手のクルマながら良好なのもセールスポイント。

リゾートへのドライブに最適・快適のカブリオレ

湘南という立地の素晴らしさは、箱根、熱海といった温泉境へのアクセスが容易である、ということ。温泉めぐりは夫婦共通の趣味。犬を家族にしてからは「ペット可」が必須ではあるが、ペットスパ、なんて用意のある温泉だってある。どの業界もさまざまなニーズに対応すべく進化を続けているわけだ。

強羅温泉を目指して行くためには、曲がりくねった東海道を通過せねばならない。思えば昔の人々の旅というのは本当に難儀だった事だろう。時に風雨が強くなり、思わぬ路面状況や霧の発生で現代の我々でも慎重に通過しなければならないのだから。

C180カブリオレはそんな東洋の島国生まれの人間の感傷をよそに、至極快適なドライブを提供してくれる。思えばヨーロッパだって相当に過酷な歴史と環境があったわけで、そこで磨かれ、相応の進化を遂げてきたわけだ。

パワーと同時に求められる環境性能、それと背反するドライビングプレジャー。そしてカブリオレにとってはアゲインストともいえる実用性の担保。しかしこうしたポイントを見事に満たしているC180カブリオレ。セカンドカー以上の存在になりそうだ。
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