Vol.9 29歳独身男性、乗って気づく、私の車の常識を覆した友人のスポーツカー

友人が購入した車は

スバル BRZ

友人が購入した車はスバルのBRZだった。

双子のような存在であるトヨタの86も人気があったが、BRZであることが彼のこだわりのようだ。

ドライビングフィールを重要視している彼こその選択だ。

BRZは、高級スポーツカーに引けをとらないくらいの美しいスタイルを身に纏っており、箱型の車ばかりに見慣れていた私にとっては、かなり刺激的だった。

スバル BRZ

後部座席は狭く、荷物は積めないというデメリットはあったが、普段乗りなら全く問題はない。むしろ、これくらいのサイズの方が合理的にさえ思えた。

少なくとも若いうちは、将来のことを考えて実用車を買うよりも、こんな車に乗っていた方が華やかな生活を送れそうだと感じた。

カッコさえ良ければ、多少のデメリットには目をつぶれるものだろう。

快適なだけが車の楽しさではない

高速道路

ある日、友人のBRZでドライブに出かけることになった。

少しの間運転させてもらったが、着座位置は低く路面が近い。速度はそれほど出ていなかったが、スピード感のある走りと安定したコーナリングは、これまで運転した車にはない感覚を覚えた。

3人でのドライブだったので、帰りは後部座席にも乗ったが長距離ドライブが快適な車ではないのは容易に想像がつく。

星空

前の人が気を使ってシートを前気味にしてもやはり辛い姿勢を強いられる。膝周りに余裕ができても、今度は傾斜したリヤウィンドウが頭に迫ってくる。

やはり後部座席の常用は難しく、購入するなら2+2クーペと割り切る必要があると思えた。しかし、それさえも今は良い思い出だ。

帰り道は辺りがすっかり暗くなった頃だったが、後部座席でうとうとしながらふと上を見ると、ガラスルーフのようなリヤウインドウ越しに見えた満点の星空は、絶景そのものだった。

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