搭載型カーナビとスマホナビ、どちらが優れている?

カーナビ業界が震撼したスマホアプリの台頭

スマートフォンが普及を始めたのが2010年ごろ。総務省の調べでは2015年にはスマートフォンの普及率は50%を超えた、としていますから、凄まじい勢いでシェアを伸ばしたアイテムといえますし、もはや生活に不可欠なインフラツールであるともいえます。

では冒頭で述べたように、カーナビのシェアはスマホに食われてしまったのでしょうか?

塔載型カーナビのメリット・デメリット

無題

まず両者のメリット・デメリットを挙げていきましょう。

【搭載型カーナビ】
・メリット
メリットはやはりクルマにすっきり収まっていること、そして走行時の安定性・正確性です。

ダッシュボードや車体のどこかに取り付けられている外付けGPSアンテナにより衛星を拾い、トンネル内や高架下道路、また都市部のビル群によりGPSがキャッチできなくなっても「車速パルスセンサー」により補正、さらには「加速度センサー」も搭載。

こうした様々な機能で自車の位置を割り出す事ができます。やはりナビは「精度」が重要。この点は現在でもスマホアプリが立ち打ちできない部分でもあるでしょう。


・デメリット
しかし塔載型にもデメリットがあります。皆さんが真っ先に思い当たるであろうことが「地図データの更新」でしょう。DVD、ハードディスク、SDカード式、さまざまなタイプがカーナビにはあります。これらの地図データを更新するにはメーカーからリリースされているデータ媒体を購入しなければなりません(現在ではWifiでアップデートできるものもあります)。

この地図データは結構値がはるもので、なかなか気軽に購入…といかないのが事実。なので「多少地図が古くても仕方なし」と我慢して使っている方も多いのではないでしょうか。またタッチパネルでの入力が煩わしい…という部分もあるかも(スマホであれば安価な端末でも音声認識で検索できてしまいますからね)。

無題

【スマートフォン】
・メリット
まずメリットが多く思いつくのがスマホアプリのナビでしょう。スマホさえもっていれば「Google MAP」など無料でナビ機能を使う事ができます。本格的にクルマで使う場合は有料のナビアプリも用意されています。

また塔載カーナビでは購入し更新しなければいけなかった「地図データ」も日々更新されています。それゆえに新しく完成した有料道路もナビルートに加えられ、より利便性が高まるといえます。またGPSが届かない場所でも「加速度センサー」を内蔵している為、ある程度動作は可能。またクルマを乗り換えても気軽に使えるのも大きな魅力。車内に固定できればそれでナビに早変わり、なのです。


・デメリット
まず挙げられるのは「精度」でしょう。徒歩で道案内をしてもらっていても、向きがおかしくなったり、なんとなく動作が不安定になった経験のある方もおられるのではないでしょうか。このようにGPSを上手く掴めなかったり、GPSが入らない場所では内蔵の加速度センサーに依存するしかないのですが、こうなると「精度」が厳しくなってきます。

とはいえ、これはスマホの端末の性能に大きく左右される点でもありますし、今後も向上を続ける部分でしょう。またGPS機能がプアなスマホでも、「外付けGPSアンテナ」なんてガジェットも沢山出ていますので、ナビとしての機能UPする伸びしろはあるといえましょう。


いずれにしても、どちらも一長一短、というところでしょうね。

結局、スマホナビに奪われたのか?

日産 R35 GT-R 2017

数年前まではその低廉なスマホ地図アプリにカーナビ市場は打撃を受ける…という予測が大半でした。しかし2016年現在の状況で確認する限りでは「さほど影響を受けていない」という業界の意見があるようです。

これはスマホをメインで使うユーザーとクルマを所有し多用するユーザーのタイプの違いにあったようです。つまり、やはりクルマを購入したユーザーには「一応カーナビを取り付けよう」というマインドが強かった、と考えるところ。オーディオと一体型も多いですし、このあたりも理由かもしれませんね。

カーナビはかつては20万以上した高額アイテムでしたが、いまではポータブルナビなど一万円以下から購入できるものもあります。もちろん価格ではスマホナビにアドバンテージがありますが、本来必要な「精度」を考えるとやはり塔載型カーナビは欲しいところ。

それに皆さんもスマホは持っているでしょうから、どちらも上手く使い、カーライフに役立てる、というのがベストといえそうです。


この記事をシェアする

関連する記事

    最新記事