SLクラスの中古価格・走行スペック|ロードスターの顔を合わせ持つメルセデス・ベンツ SLクラス

メルセデス・ベンツ SLクラスってどんな車?

メルセデス ベンツ SL(2012)

メルセデス・ベンツで初めてSLと名付けられ、1954年に市販されたモデルがW198です。

このクルマのベースは、1952年にル・マン24時間耐久自動車レースで優勝したW194。レース用に開発されたプロトタイプモデルでした。

その後、進化するごとに高級スポーツカーとしての性格が強まり、6代目となる2011年発表のR231までその伝統と格式は受け継がれています。全モデルの駆動方式はFRを貫き、快適性とスポーツ性を両立させています。

初代W198のSLクラスって?

メルセデス・ベンツ SLクラスの初代モデル300SLは、そもそもワークス・チーム用のプロトタイブレーシングカーとして開発された車です。

公道版レーシングカーとなるW198は、1954年のニューヨーク国際オートショーで発表されました。

3.0L直列6気筒SOHCエンジンは、最高時速260km/hを可能にし、当時としては最速の自動車となっています。

カモメの翼を意味するガルウィングドア、機械式燃料噴射装置に世界初のガソリン直噴エンジンを特徴とし、当時の価格で6,820ドルと言う高額な販売価格にも関わらず、人気を集めました。

1957年にクーペモデルは生産が終了し、以後、1963年までオープンボディのロードスターのみが生産をされました。

ボディサイズは、クーペが全長4,520mm×全幅1,265mm×全高1,300mm、ロードスターが全長4,570mm×全幅1,265mm×全高1,265mm。FRの後輪駆動式、ミッションは4速マニュアルで、エンジン、シャシーともに異なる190SL (R121)が同時期に販売されています。

2代目W113のSLクラスって?

初代300SL、廉価版の190SLと入れ替わるようにして登場した2代目のW113は、1963年のジュネーブ・モーターショーにおいて、機械式燃料噴射装置付きの2.3L直6 DOHCエンジンを搭載してデビューしています。排気量は、その後2.5、2.8Lへと移行、進化を遂げています。

格納可能な幌付きのロードスター、ロードスターに着脱可能なハードトップが付いたクーペの2種類に、簡易シートを備えたカリフォルニア・ロードスターが加わり、3種類の車体形状でのモデル展開でした。

なかでも着脱自在なハードトップは当時としては画期的な装備で、ルーフのセンター部分が凹んだフランス人デザイナーによるパゴダ・ルーフも注目を集めました。

280SLのボディサイズは、全長4,285mm×全高1,305mm×全幅1,760mm。

エレガントなスタイルは、歴代メルセデス・ベンツのなかでもっとも美しいと絶賛するファンもいるほどです。

3代目R107のSLクラスって?

2代目で評価の高かったのパゴダルーフを引き継ぎ、1971年に登場したSLがR107でした。

高まる環境への配慮、安全性能の向上を目指すと言うコンセプトから誕生し、2代目と同様に着脱可能なハードトップ、ソフトトップを持つ2シーターのSLタイプに、生産終了したSクラスクーペの後継モデルとしての役割も兼ねた4シータークーペのSLC(C107)が加わりました。

エンジンは、3.5Lの350SLを皮切りに、4.5Lの450SL、2.8Lの280SL、3.8Lの380SLと5Lの500SLと年を追うごとにモデルを拡充。最終的に5.6L(日本、北米仕様)の560SLまで拡大されています。

先代に比べ大きく、重く、豪華になった560SLのボディサイズは、全長4,390mm×全幅1,790mm×全高1,300mm。重量は1,620kgとなっています。

高性能車を追加したり、マイナーチェンジを繰り返したりしながら、後継車のR129系にバトンタッチする1989年まで、長い間生産されたロングセラーです。

4代目R129のSLクラスって?

1989年にフルモデルチェンジして登場した4代目のR129は、幌を電動ソフトトップに進化させています。

また、ロールオーバーバーもこのモデルから標準装備となり、安全性は格段にアップしました。

当初エンジンは、5L V型8気筒(500SL)のみ。後に、3.2Lの直列6気筒(320SL)、6L V型12気筒(600SL)に進化。このR129から、AMGモデルも併売されるようになり、7.3LのV型12気筒DOHCエンジンを搭載したSL73AMGが追加されました。

ボディサイズは、全長4,550mm×全幅1,815mm×全高1,300mm。ラグジュリーカーと言われた3代目R107を超えるサイズですが、流麗でそれほど大きさを感じさせないデザインとなっています。

当時日本には、5.0L V8エンジンの500SLの左ハンドル仕様車のみが導入され、1,380万円で販売されています。

5代目R230のSLクラスって?

2001年にフルモデルチェンジを行い5代目となったR230は、SLが数字の前になったことが特徴。

全長4,535mm×全幅1,830mm×全高1,300mmと先代よりひと回り大型となったボディは、それまでのソフトトップ/デタッチャブルハードトップを廃止し、開閉時間16秒のバリオルーフを装備しています。

日本においては、同年10月にSL500のみが先行発売。発売当時の価格は4,880万円からと、価格帯を大きく引き上げたこともトピックでした。

2003年には、V型6気筒のSL350とV型12気筒ツインターボのSL600が追加。SL500のミッションは5速ATから7速に進化しています。

フェイスリフトを受けたこのSL600のボディデザインが、そのまま後期型として販売されることになります。

後期型R230のミッションは、SL550、SL350ともに7G-TRONICに変更、SL600のみ5足ATのままでした。

この後期型のSL65AMGでは、エンジンに6LのV型12気筒SOHCツインターボを採用し、バリオルーフに変わり固定式のカーボンルーフを採用することでボディの軽量化を図ったホットバージョンともいうべきモデルもラインナップされました。

6代目R231のSLクラスって?

メルセデス・ベンツ SLクラスの6代目となるR231は、2011年7月のデトロイトモーターショーで発表が行われ、2012年3月から発売されました。メルセデス・ベンツ量産車では初のオールアルミモノコックボディとなり、先代モデルから140gの軽量化を図りつつ高強度を確保しています。

また、マジックビジョンコントロール及びハンズフリーアクセスを搭載した新機軸車としてモーターファンからの期待が集まっています。

先代のR230と比べて全長と全幅がそれぞれ5cmずつ拡大され、全長4,612mm×全幅1,877mm×全高1,300mm。SL550においては、SLクラスでは初めての9ATを採用しています。

最終マイナーチェンジが行われた2016年6月には、メルセデスAMG・GT風のフロント部になり形状は末広がりに変わり、マルチパーパスカメラ、ダイナミックカーブ機能を加え、快適性と効率性、俊敏性を実現した車に生まれ変わりました。

SLクラスの内装・エクステリア

メルセデス・ベンツSLクラスの現行モデルR231は、メルセデスらしいラグジュアリーなデザインが特徴です。よりスタイリッシュで美しいエクスエリアと、最高峰のインテリアを目指しています。

SLの特徴であるエレガントなロードスター、ダイナミックな走りのスポーツカーとしての両面を維持し、様々なシチュエーションにおいて、オーナーの期待に応えるクルマです。

エクステリアは、伝統的で流麗なロードスターを髣髴とさせるロングノーズ・ショートデッキのスタイリングを強めました。

そのボディは、上質で俊敏な走りを追求するため軽量で高強度のフルアルミニウムボディシェルを採用。合わせてルーフフレームにマグネシウムを採用するなど、部位により最適な素材や構造設計を施し、操縦性と快適性、ひいては燃費向上にも貢献しています。

高級車としての伝統を受け継ぐインテリアはさらなる高みを目指しています。このインテリアは、2016年に発売されたモデルでアンビエントライトを備えるなどエモーショナルな雰囲気を高めると同時に、ベルトラインと一体化したダッシュボード上部、円形エアアウトレット4個がスポーツ性を強調しています。

SLクラスの走行スペック

2016年に発売になった新型は、3.0L V型6気筒直噴ツインターボエンジンを搭載したSL400と、4.7LV型8気筒直噴ツインターボエンジンを搭載したSL550を設定。どちらも、ブルーダイレクトテクノロジーにより、最適な燃焼状況を作り出しています。

また、電子制御9速ATの9G-TRONICを採用して多段化を図り、滑らかで俊敏な変速が可能となっています。

従来モデルと比較して約30%の軽量化を実現したフルアルミニウムボディシェルは、ダイナミックな加速感と正確で俊敏なハンドリング、さらに燃費向上を可能とし、ダイナミックセレクトは、ドライバーの求めに応じた制御や機能、パラメーター設定などが選べ、快適なクルージングやスポーティなドライビングなど、様々なシーンが楽しめます。

また、走行性能や走行安定性、快適性を飛躍的に向上させるアクティブ・ボディ・コントロール、略してABCサスペンションは、車体の動きと車両重量を感知し瞬時に電子制御する新機能です。

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