日本人なら知っておきたい!陸上自衛隊で今使われている車って?

90式戦車

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国防の要、陸上自衛隊。災害の時に大活躍していますよね。そんな陸自には働くクルマがたくさん!色々な種類の戦車で国を守っています。そんな優秀な日本の車、少し覗いてみましょう。
Chapter
日本の技術の結晶。陸上自衛隊に伝わる最先端的クルマ
山登りならお任せ!74式戦車
追尾連撃ならお任せあれ!90式戦車
日本の最終最強兵器的10(ひとまる)式戦車!
スゴイのは戦車だけではない!震災で大活躍してたあのクルマって?
73式大型トラック!
日本人のご飯へのこだわり!野外炊具1号22改

日本の技術の結晶。陸上自衛隊に伝わる最先端的クルマ

自衛隊に使われる車の殆どは、防衛庁技術研究本部(TRDI、技本)と呼ばれる部署で開発されています。名前からしてカッコイイですね!三菱重工業などの会社と協力しながらハイスペックなクルマを生産しています。

1000億円ほどの予算を持つココから一体どんなクルマが生まれているのでしょうか?

山登りならお任せ!74式戦車

戦車にはよく○○式、っていう名前がついていますよね。これは一体どんな意味を持つ数字なのでしょうか?

実は初代モデルが生産された年を名前にしているのです。ですからコレは74年に最初のモデルが作られた、ということです。

一般に数字が年号のように新しいものほどハイスペックです。しかし何度も改良を重ねますので、数字が古臭そうでもなかなかの活躍を見せてくれますよ。
話がそれましたがまずは74式!エヴァンゲリオンやゴジラなどで登場し、ミリタリー系に興味がなくても見たことがある方はいらっしゃるのではないでしょうか。この74式は、日本の山岳地帯に対応させて作られました。左右の傾斜調整機能や姿勢制御にも優れており、日本の凸凹した地形に適した逞しい性能です。

更に赤外線投光器も備えており、夜戦でも活躍します。赤外線フィルターを外すと1500メートル先でも本が読める光量だとか。すさまじいですね!雲仙普賢岳が噴火した時、火砕流の監視のために使われたりもしました。

勿論、潜水も可能な74式、105ミリの戦車砲も備えております。流石の性能です。
クルマの頼もしさを教えてくれる一台でもあります。現在使われている戦車の中で、1番古く歴史があるのがこの74式戦車なのです。

追尾連撃ならお任せあれ!90式戦車

2004年、世界の中でも三本の指に入ると言われたすさまじい戦車があります。それは90式戦車!陸上自衛隊の第3世代戦車として10数年の研究を経て生まれた戦車なのです。

この90式戦車で特筆すべきはその射撃!移動する敵に照準を合わせ続ける高度な自動追尾機能、そして動きながら正確に敵に射撃し続ける行進間連続射撃のコラボで強烈な戦力となっています。
備えている武器も7.62mm機関銃、12.7mm重機関銃、主砲は44口径120mm滑腔砲。これを自動で装填するのですから、末恐ろしいですよね。

正面防御力は世界最高水準とも言われており、技本の渾一の一品です。

日本の最終最強兵器的10(ひとまる)式戦車!

先ほど紹介した74式戦車の更新の役割も兼ねた新型の戦車です。もはや第四世代主力戦車として定義され、もはや戦うコンピューターとも呼ばれるほどの最先端技術つめつめの戦車です。

500億近くの開発費をかけて作られたこの10式、50tあった90式より6tも軽量化が出来たのにもかかわらず、防御力が下がることなく、さらに性能がアップしているのです。スゴイですね!

44tと比較軽いこの戦車、燃費や機動力もさらに良くなっています。6tにかかる労力を考えると、本当にスゴイ“カイゼン”ですね。

エンジンは4サイクルV8気筒(1,200ps/2,300rpm)、最大速度は70km/h。この速さで敵に照準を合わせ、自動で装填&追尾、そして連続射撃!
主砲は44口径120mm滑腔砲で、90式戦車のを更に威力アップさせたものです。なんと548mm貫通(RHA換算)が可能だとか。50cmを突き抜けるとは恐ろしすぎますね。

こんなにもスゴイ10式戦車ですが、この戦車が「戦うコンピューター」「走るコンピューター」と呼ばれている最大の特徴があります。
10式戦車を最強たらしめるのは、装置された「C4Iシステム」!

指揮・統制・通信・コンピューター・情報の英語の頭文字をとって呼ばれるC4Iシステム。このシステムは、いわば神経!戦車自体が相互に情報を伝達・共有するのにとても便利な最先端情報システムなんです。

情報戦を制するためのもはや必要不可欠になってしまっているC4Iシステム、その中でも高度なバージョンのC4Iシステムを10式戦車は持っているのです。

今、そして今後の日本の戦車の中核を担うクルマなのです。

スゴイのは戦車だけではない!震災で大活躍してたあのクルマって?

東日本大震災で津波などにも負けず、ほぼ唯一稼働したトラック。自衛隊の方々がこのクルマに乗って活動していたのは記憶にあたらしいものです。

73式大型トラック!

いすゞ自動車によって生産されたこのトラック。なんと路外でも3.5t、通常の路上なら6tも詰めてしまいます。6tとは驚きですね。

このトラックの特徴はなんといっても「高さ」!80cmの水に浸かってもへっちゃらなんです。座席だけではなく、マフラーなどの給排気系器官も高く設定されています。

大柄な車体とその裏に見え隠れする実力がカッコイイですね!

日本人のご飯へのこだわり!野外炊具1号22改

腹が減っては戦はできぬ!美味しいご飯は生命の活力!

日本人の食へのこだわりはスゴイと言われていますが、陸上自衛隊の炊事車にも当てはまります。なるべくなら暖かくて美味しいご飯を食べたいですよね。
震災の時にも大いに活躍したこの野外炊具1号、なんと1時間もかからずに200人分のご飯を作成可能!

それも一品だけではありません。ちゃんと主食と副食が揃っています。走りながらでも汁物や焼き物、煮物、炒めもの、なんでも作れてしまうスペック。オートミールでは足りない腹と味覚を満足させてくれます。

その他冷凍庫、冷蔵庫、1000Lの貯水タンクなど、どこにキャンプしても大丈夫そうな設備も。何度も改良が重ねられ、さらに使いやすいものになっていっています。
こんなハイスペックな炊事車を連れて走れるのもクルマならでは。

日本の技術のスゴさと、そもそものクルマのスゴさが伝わってきますね!
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