スカイラインクーペが2017年に発売!?新世代クーペに迫る!

"スカG伝説"を振り切った新世代スカイラインクーペ

日産スポーツクーペ「Q60」

日産 スカイラインと言えば1960年代の日本グランプリで当時のプリンス スカイラインGT(S54型)がポルシェ904より1周だけ前を走ってしまった事や、その後の第1世代(C10系)、第2世代(R32~R34系)スカイラインGT-Rなどのおかげで、長きにわたる「スカG伝説」に縛られてきました。

それが1度日産がバブル時代末期からの数々のモデルチェンジ失敗で倒れ掛かると、カルロス・ゴーン体制に入ってからは「北米インフィニティブランドの高級スポーティセダン/クーペ」としてGT-Rからの分離もあり、ようやく「スカG」からの呪縛から解き放たれたのでした。

日本では、R34からガラリとイメージチェンジしたV35/CV35スカイラインセダン/クーペに対する「こんなものはスカイラインじゃない」という風当たりがありましたが、海を越えた北米ではインフィニティの高級セダン/クーペとしてBMW3シリーズを凌駕する存在となりました。

スカイラインセダンは、日本ではV37スカイライン、北米その他海外市場ではインフィニティQ50として2013年にリリースされており、一歩遅れてスカイラインクーペも2016年1月の米デトロイトショーで公開、この秋くらいに北米での販売開始が予想されており、日本でCV37スカイラインクーペとして誕生するのは2016年末か、2017年初め頃となりそうです。

基本的にはセダン版V37(Q50)を踏襲

無題

さて、そのCV37スカイラインクーペ(インフィニティQ60)の内容ですが、基本的にはシャシーはCV36(先代Q60)のキャリーオーバーながら、新型の高張力鋼を使って軽量化、V37(Q50)のハイブリッドモデルに採用されたステア・バイ・ワイヤ方式のDAS(ダイレクトアダプティブステアリング)が採用されます。

このDAS、バックアップ用に物理的ステアリングシャフトは内蔵されているものの普段はクラッチが切られており、完全に電子制御でステアリングホイールを回す事で得られる電気信号に反応して操舵を行います。

これによってレーンキープアシストなどで物理的にステアリングを「取られる」ような事も無くなる新機構ですが、V37スカイラインでは今のところハイブリッド車での採用のみです。

ここまでは、先にモデルチェンジしたセダンV37(Q50)と同様の内容ですが、クーペのCV37(新型Q60)には、BMWの4シリーズに対抗すべく、エンジンラインナップが一新されます。

新開発3リッターV6ツインターボは非常にパワフル

VR30DETT

新型のV37(Q60)もエンジンが一新されます。

ボトムレンジを担う直4直噴ダウンサイジングターボは2.5リッターという情報もあったものの、日産やルノー、にも提携相手のメルセデスベンツにも4気筒2.5リッターターボは存在しないので、どうやらV37(Q50)から搭載されたメルセデス・ベンツのM274型2リッター直4ターボエンジンをそのまま搭載する事になりそうです。

211馬力/35.7kgf・mのスペックはハイパワースポーツクーペというより、燃費を請求したエントリーモデルという位置づけになるでしょう。

そして大本命が、この2016年3月より福島県いわき市の日産工場で生産を開始した新型3リッターV6ツインターボ、VR30となります。

メルセデス・ベンツとの共同開発と言われるこのエンジン、標準版とハイパワー版の2種類があり、304馬力の標準版はBMWの4シリーズ435i相当、405馬力を発揮するハイパワー版を搭載したモデルはBMW M4に相当するモデルとなるでしょう。

組み合わされるミッションは現状、ジャトコの7ATのみのようです。

スカイラインクーペの価格は?

Q60

スカイラインクーペの価格も気になる所。
あくまでもアメリカですが、以下のような形で販売されています。

Q60 2.0t AWD…$40,950

Q60 2.0t PREMIUM…$41,300

Q60 2.0t PREMIUM AWD… $43,300

Q60 3.0t PREMIUM…$44,300

Q60 3.0t PREMIUM… AWD $46,300

Q60 Red Sport 400… $51,300

Q60 Red Sport 400 AWD… $53,300


単純に1$およそ100円として日本円に換算すると4,000,000円~5,500,000円となりますが、為替の動向等もありますので、正式なアナウンスを待った方が賢明でしょう。

スカイラインクーペの燃費性能は?

無題

スカイラインクーペの燃費に関しては以下の通りとなっています。

直4・2.0L直噴ターボエンジン 10.2km/L

V6ツインターボエンジン ハイパワーモデル 12.0km/L

V6ツインターボエンジン ローパワーモデル 13.0km/L

ライバルはBMW4シリーズおよびM4

エクステリアもV37(Q50)を踏襲しつつ、V6モデルのフロントグリルには車速に応じて開閉するフラップをつけてエンジン内流速をコントロールするアクティブグリルを装着。

インテリアも質感とホールド性を高めた高級感のあるスポーツシートや、左右にラウンドしつつ足元空間をえぐるようにして快適性を高めたダッシュボード周りなど高級感あふれるものとなっています。

日本でスカイラインセダン/クーペを見ていてもピンと来ませんが、北米市場でのライバルはBMW3シリーズ、4シリーズおよびそのMモデルなので、そう考えるとインフィニティQ60、が何を目指したモデルかが見えてきます。

ライバルとしてはBMWの他にレクサスRCが相当するでしょうか。

新型エンジンのVR30自体も今後は次期フェアレディZなどにも採用拡大していくでしょうから、その試乗インプレによるフィーーリングチェックが待ち遠しいですね。

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