アテンザの特徴・中古価格|2017年にアテンザがフルモデルチェンジは本当か!?

マツダ アテンザ

初代アテンザ

マツダ カペラ

初代マツダ アテンザはカペラの後継モデルとして2002年に登場しました。新開発のプラットフォームを搭載したアテンザは、「ボルト以外、全て一新」とまで言われました。これには、それまでのマツダ車が、バブル期の拡大路線失敗により、従来あるプラットフォームやエンジンを改良したのみで凌いでいたことへの反動からのPR文とも言えるでしょう初代はセダンとスポーツワゴン、そして日本市場では珍しい5ドアハッチバック車を設定していました。
 
この初代にはマツダ スピードアテンザと呼ばれる高性能モデルも設定されます。その具体的な内容としては2.3リッターの直噴ガソリンターボエンジンに4WDシステムが組み合わされました。マツダ スピードアテンザが設定されていることからも分かるようにとりわけ、走る楽しさを徹底的に追求したのがこのアテンザと言えるでしょう。このコンセプトは現在の3代目に至るまで継承されているようです。

(画像はマツダ カペラになります)

2代目アテンザ

2代目は、初代のキープコンセプトで登場。初代に比べると地味な存在になってしまった感が否めません。


技術的なトピックスがあまりなかったことや、北米市場でのリコール問題などがあったことも要因かもしれません。しかしながら、ワールドサイズで考慮されたデザインはより伸びやかなものとなり、国産車離れしたプロモーションは、アテンザらしいといえるでしょう。

3代目アテンザ

マツダ アテンザ

そして、スカイアクティブテクノロジーを搭載して誕生したのが現行の3代目アテンザです。

ボディスタイル自体は初代、二代目の流れを汲むものの、新デザインテーマ「魂動(こどう)-Soul of Motion」を採用したことで、トータルでの華やかさや質感を大きく向上しています。また、本車より先代までに設定されていたハッチバックモデルは廃止となりセダンとスポーツワゴンの2タイプとなります。

特に、この3代目はスカイアクティブエンジンを搭載したことで低燃費化と動力性能の向上を実現。また、グレードもシンプル化することで、マツダのフラグシップに相応しい内容となっています。個人タクシーでの採用例が増えていることからも、この車種が人気を集めていると共に、信頼性等が格段に向上していることが伺えます。

アテンザの新車価格

マツダ アテンザ

現行モデルはマツダのフラッグシップモデルにふさわしく、トップモデルは400万円近くします。

しかし、これはあくまでフラッグシップの豪華装備満載モデルであり、そうでない車種であれば300万円前後です。この価格帯だとライバルはスバル レヴォーグやトヨタ カムリなどといったところでしょう。これらのモデルと比較すると、やはりディーゼルエンジン搭載車を設定しているあたりは大きなアドバンテージとなるはずです。

また、カムリと比較するとワゴンモデルを設定していることも大きなアドバンテージになるはでず。ブランドイメージについては、若干スバルやトヨタに劣るかもしれませんが、さりとてこれも時間の問題でしょう。しかも、最近のマツダ車はあまり値引きをしませんから、それを含めてもアテンザはプレミアムモデルとも言えることでしょう。

SKYACTIVEを搭載したアテンザ

マツダ アテンザ

現在のGJ型アテンザがデビューしたのは2012年のことです。

前年には、既にコンパクトクラスのデミオとアクセラにマツダ独自の新世代自動車技術SKYACTIVE TECHNOROGYというコンセプトによって開発されたガソリンエンジン(SKYACTIVE-G)やATミッション(SKYACTIVE-DRIVE)の搭載が始まっていましたが、その本格的決定版として登場したのがアテンザ。

ガソリンエンジンやミッションに加えてディーゼルエンジン(SKYACTIVE-D)を一足早く登場したクロスオーバーSUVのCX-5と同様に搭載し、サイズやメカニズム的にはアテンザとCX-5は非常に似通った相関関係のあるモデルとなります。クロスオーバーSUVを好む層には"CX-5"、従来通りのセダンやステーションワゴンを好む層には"アテンザ"をという事で、両者とも日本やヨーロッパ市場では大人気となったのでした。

さらに、アテンザの特徴としては、発展型の減速エネルギー回生システム、「i-ELOOP(アイ・イーループ)」を標準装備した事が最大の特徴です。

それまでも回生ブレーキで走行用、あるいは車内の電装品のための電力を充電するシステムは各社のハイブリッド車やスズキのエネチャージの様なマイルドハイブリッド車に搭載されていましたが、マツダのi-ELOOPは2次電池として従来型の鉛バッテリーを用いながら、1次電池に大容量急速充電・急速給電を可能にした「キャパシタ」と呼ばれる蓄電器を採用しています。

充電システムとしては、むしろ従来の回生ブレーキよりF1に用いられる瞬間充電・緊急駆動アシスト用の「KERS」と似ていますが、マツダは実用車への採用に際して駆動用ではなく、電装品への供給で一時的にオルタネーター(発電機)を止めてエンジンの負荷を減らし、高い燃費改善効果を狙っています。

このキャパシタ自体もホンダがかつて初代インサイトのコンセプトモデル時代に「次世代型ハイブリッド用」として使っていましたが、なかなか実用化できていなかったものをマツダがアテンザで初採用したわけです。

このようにハイブリッドシステムは自社開発せずトヨタからの供給を受け、あくまで内燃機関の究極をSKYACTIVEで目指したマツダですが、新型アテンザの見所はどこでしょうか?

新型アテンザはどう変わるのか?

『越 KOERU』デザインにHCCI採用のSKYACTIVE-2エンジンを搭載

まずエクステリアデザイン面からは、先に中国市場向けクロスオーバーSUVクーペとして発表されたCX-4同様、従来の「魂動(こどう)」コンセプトから「越 KOERU」コンセプトへとデザインが変わります。

マツダ独自の流体的デザインの進化系というわけですが、同時期にモデルチェンジするCX-5も、新しいマツダのアイデンティティとして、他のモデルにも順次このコンセプトは採用されていきそうです。

そのフロントに搭載された各種SKYACTIVEエンジンも第2世代「SKYACITVE-2」へと進化します。ガソリンエンジン、ディーゼルエンジンとも若干のパフォーマンス向上が見られますが、飛躍的に進化するのは「SKYACTIVE-G2」呼ばれるガソリンジンで、予混合自己着火技術「HCCI」が採用される見込みです。

HCCIは国内各社が積極的に開発していますが、もしかするとマツダが初採用となる可能性もあるでしょう。

その特性上、高回転域では高熱を維持する事が困難なため低•中回転域でしか自己着火できないため、結局プラグ燃焼が不可欠になるため明確なメリットが見出しにくい事が実用化へのハードルでした。

しかし、マツダは将来的に「EVなど使わなくても、自動車の燃費を発電所の燃費と同等にすれば、結果的に内燃機関でEVと同じ効果が得られる」という考え方の元に内燃機関(ガソリンエンジンやディーゼルエンジン)の燃費向上に努めており、HCCIに注力できた事が早期実用化に貢献しているかもしれません。

そのため、出力を向上させつつ燃費も2リッターで25km/L(JC08)を目指すなど、かなり意欲的なモデルになるようです。

国産乗用車初のディーゼルハイブリッドがいよいよ実用化!

マツダ アテンザ

前述のように、マツダはハイブリッドシステムを自社開発にせずトヨタからTHS(トヨタハイブリッドシステム)を購入して3代目アテンザにも搭載しています。しかし、制御そのものはマツダ独自開発で行っているため、ハード面ではともかくソフト面では実質的に別物と言ってよいでしょう。

マツダは3年前の2013年の時点でSKYACTIVE-DにTHSを組み合わせたプロトタイプを既に作っており、新型アテンザおよびCX-5に搭載してくる事が予想されています。将来的なバイオディーゼルの本格供給開始に向けてディーゼルにも熱心なマツダゆえに、このディーゼルハイブリッドの仕上がりも気になるところです。

2017年デビューとなるかはわかりませんが、新型アテンザはガソリンエンジン、ディーゼルハイブリッドともにかなり革新的なメカニズムを搭載して、またマツダが世間をアッと言わせる事は間違いありません。

先日公開されたばかりのエンジン制御でシャシー性能を引き上げる「Gベクタリングシステム」も当然搭載してくるでしょうから、新型アテンザのレビューは驚きの連続でしょう!

アテンザの中古価格

マツダ アテンザ

現行のマツダ アテンザはスカイアクティブテクノロジーを搭載したこともあり、大きな人気を集めていることからも非常に高い中古相場を形成しています。しかし、初代・2代目については、当時のマツダ車としては至極当然だった「大きな値引き」が行われていたこともあり、新車価格を考えると中古相場はあまり高くないでしょう。

また、マツダ スピードアテンザについてはその台数が限られているため、人気を集めてはいますが、手荒く扱われた車種も多く、中古車相場はバラバラです。

アテンザワゴンとアテンザセダンの違いはそんなにない!?

マツダ アテンザワゴン

ワゴンとセダンで基本性能に大きな差はありませんので、どちらかを選ぶことでメリット・デメリットはそう大きくありません。

したがって好みに応じて、どちらかを選べばよいはずです。

セダンもワゴンもその流麗なデザインが特徴で、横からのラインは今流行の「クーペセダン」「クーペワゴン」とも言うべきものです。メルセデスベンツ CLS/CLSシューティングブレーククラスやBMW 4シリーズグランクーペなどを連想させられますね。

マツダ復活の旗艦車種として君臨するアテンザ。これから先の展開が楽しみです。また、もしかするとアテンザより上のクラスの車が復活する可能性もあるかもしれません。もししそうなればますますマツダはおもしろいことになるでしょう!

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