スポーツカー好きでフェラーリに乗っている人はいるのか?

生産台数が限られている理由

ラ・フェラーリ

まず、フェラーリは生産台数に制限をかけています。

これによって、もちろん希少性は高まりますが、それと同時に「資格のない者はフェラーリに乗るな。」とメーカーが言っている様にも聞こえます。確かに、生産台数が多くなって真にフェラーリに相応しくない人にまで乗ってもらうと、販売からの利益が上がってもフェラーリ自身のイメージが悪くなります。

そうでなくても、「フェラーリ=金持ちや成金の車」というフィルターがかかっている人もいます。

たとえ、軽自動車に乗っている人の場合なら目につかないような行為が、フェラーリに乗っている人が行うだけで「やっぱりフェラーリに乗っている人はマナーが悪い!」と考えられてしまう可能性があります。(例、赤に近い黄色信号でも突っ込む等)

というわけで、生産台数を制限することは価格を上げるだけでなく、ブランドイメージを守ることにおいても重要です。

そもそも庶民を対象外!?

先ほどの話に関連しますが、メーカー側は金持ち以外はターゲットにしていないはずです。完全に特権階級向けのメーカーです。

言ってしまえば、貧民は買わなくていい、買ってもらわなくていいのです。それゆえ、日本の軽自動車のように徹底的なコスト削減はせず、質や価格の高いパーツ(アルミ、ステンレス、チタンなど)を使い、その結果、車種自体の価格も高くなります。

生産に関しても、外注はあまりせず、自社による生産が多いです。

また、人の手による手作りで、その人たちの年収もかなり高いようです。一部の限られた人のための車、それがフェラーリです。

フェラーリブランドの強さ

フェラーリ ショールーム

「一部の限られた人の車」と言われると欲しくなってしまいますよね。やっぱり、フェラーリのブランド力は強いです。

しかも、フェラーリのブランド力が他のスポーツカーより優れているのは"車を知らない人にも認知されているスポーツカー"であることではないでしょうか。

アルファロメオにロータス、そしてブガッティなどフェラーリの価格に匹敵する、またはフェラーリより高いスポーツカーはたくさんあります。しかし、クルマにほとんど乗らない人がそれらのスポーツカーメーカーの名前を言われてピンと来るのかは疑問です。


例えば、あなたがフェラーリを持っている場合

「ねえねえ、何の車に乗ってるの?」
「え、フェラーリだよ」
「フェラーリに乗ってるの?すごーい!」

ということになります。しかし、あなたがブガッティに乗っている場合、

「ねえねえ、何の車に乗ってるの?」
「ブガッティさ」
「それ何?トヨタの新車?」

という会話になるかもしれません。

スポーツカーの中でズバ抜けた価格でないにもかかわらず、ブランドイメージが広く浸透していることがフェラーリの強さです。

フェラーリは雄弁

フェラーリに限った話ではないですが、スポーツカーは燃費は悪いし、故障すれば修理費は高いので経済面を考えるとあまりお得なクルマではありません。

安く抑えたいならば、壊れにくい日本車を買った方がはるかにいいです。しかし、フェラーリのオーナーはそのような一見損な行為のおかげで「自分は金持ちである」ことを他の人々に語らずに体現することができます。

年収で自分のステータスを証明するには、「年収はおいくらですか?」という質問をされるまで待つ必要があります。

腕時計で証明するには自分の手首に注目してもらう必要があります。しかし、フェラーリを持っていれば一目で自分のステータスを証明することができます。

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