RX-7(FD3S)を走らせないのはスポーツカー殺し!?

RX-7…ロータリーはいつまで走れるのか?

マツダ RX-7

そのあたりの事情は、世界で最後まで残ったロータリーターボスポーツカー、RX-7(FD3S)でも代わりはありません。

パワーユニットである13Bターボエンジン(RX-8用のRENESSIS 13Bとは別)は、数年前に最後のパーシャルエンジン(新品の交換用エンジン)が出荷されたと言われており、在庫は皆無と思われます。

しかし、最後となった数台のパーシャルエンジンの圧縮は基準値ギリギリ、「できれば出荷しないほうが良いと判断されたのではないか」とすら言われたものでした。

もしもこの先、FD3SやFC3Sなど13Bターボ搭載車を乗り続けるには、ロータリーエンジンに詳しい主治医を見つけて、万全の体制を整えておくことが重要になります。逆に言えば、そうしたロータリーチューナーを見つけておけば、走らせ続けることができるでしょう。

なかば伝説化しているロータリー神話とは異なり、ロータリーエンジンは研ぎ澄まされたレシプロエンジンに比較して、重く、回らず、熱効率も悪く、パワーを稼げるわけでも無く、大ぶりで重い冷却系などの補機類が無ければ、存分に力を発揮することもままならない、ワガママなプリ・マドンナであります。

本当に高回転ハイパワーで信頼性の高いエンジンが欲しければ、熟練した職人の仕上げたレシプロエンジンの方が優れているでしょう。

実際、米国では、FD3Sのエンジンルームに収まる全高の低い大排気量のV8 OHVエンジンに載せ替えたほうが、結果的にハイパワーで燃費がいいマシンに仕上がると、エンジンスワップされたRX-7も珍しくはありません。

しかしそれでもなお、ロータリーとともに歩み、あるいは情熱を注ぐ者は、誇りを胸に言うでしょう。

「RX-7はロータリーを積むべきだ。そして走るべきだ。」と。

次ページ誇りと魂を死なせたくなければ、走り続けるしか無い

この記事をシェアする

関連する記事

最新記事

     
アヘッド Car & Motorcycle Magagine ahead archives