「JZX100 マークII」でD1を駆ける個性派、「齋藤 太吾」選手とは?
近年、新たなモータースポーツカテゴリとして認知された「D1グランプリ」。派手なドリフトテクニックを競う華のある競技であり、参戦車両も多様。あの「マークII」でトップ争いに挑む選手もいるのです。
近年、新たなモータースポーツカテゴリとして認知された「D1グランプリ」。派手なドリフトテクニックを競う華のある競技であり、参戦車両も多様。あの「マークII」でトップ争いに挑む選手もいるのです。
「SUNOCO FAT FIVE RACING」所属の齋藤大悟選手はD1グランプリを代表する選手の一人。1980年3月7日生まれの現在36歳の齋藤選手は優勝候補の一角でもあります。
D1グランプリ参戦は2004年から。参戦歴10数年のベテランであり、2008年にはシリーズチャンピオンに輝いています。また昨年2015年においては、Rd.2、5、6と、3度の優勝、ランキング2位と、その激しい走りで多くの人々を魅了する存在。当然、2016年は頂点を目指しています。
そんな齋藤選手ですが、軽量の2ドアクーペが主流のドリフト界に、4ドアセダンで果敢に挑戦し、結果を出す個性派でもあります。しかしそれは卓越したマシンコントロール技術に裏付けられている証でもありますね。そんな齋藤選手の現在のD1用マシンも実に個性的なのです。
そう、齋藤選手のD1での愛車はかの「JZX100」...マークIIなのです。エンジンは「2JZ-GTE」に換装、さらに3.4Lにボアアップ、ギャレット製タービンに換装してなんと「1200ps」を叩き出すモンスターマシンに仕上げています。
エアロパーツを纏い、後輪から白煙を巻き上げるMONSTER ENERGYカラーのマークIIは得も言われぬド迫力の存在。しかしこれだけの出力のクルマをしっかりとコントロールする齋藤選手のテクニックも凄まじい...。会場で必ずチェックしたいマシン&選手といえますね。
D1きっての個性派、齋藤選手にカーミー編集部が話を伺ってきました。
Q.D1の一番の魅力とは?
やはり普通のレースと違うところです。目の前でクルマがスライドし、そして勝負が決まる。そんな迫力があるのがD1の魅力ですね。
Q.練習はどのように行うのでしょうか?
時間があれば練習に行くこともありますが...今では大会でD1のマシンに乗るときが練習、かもしれませんね。
Q.ドリフトを志す若い人にアドバイスを
私は19歳のころ、バイクで走っているときにクルマがドリフトをしているのを見て衝撃を受けました。そこからクルマ好きの知り合いや友人に相談しながらチューニングを行っていきました。やはり、専門のショップに相談するのが早いと思います。買ってすぐにドリフトができるクルマを扱っているショップもありますしね。
Q.D1で一番気持ちいい瞬間は?
やはり勝った時です。また、追走の後追いの時に、自分で思うような走りが決まった瞬間は気持ち良いです。逆に勝っても自分の思い通りの走りが出来ないと、モヤモヤしてしまいますね。それと勝つ為には、気持ちと準備が大切。
Q.ご自身はどんなタイプ?
性格というのは走りに出ますよね。自分は熱くなってミスをしてしまう事があります。D1の場合、特に追走では平常心が必要なんです。
Q.次回への意気込みをお聞かせください!
「次は必ず勝ちたい!」
熱い走りを見せる齋藤大悟選手。次戦は4月23日(土)開催の富士スピードウェイが舞台。マシン、ドライバーともに役者が揃う2016年シーズン第2戦、是非お見逃しなく!!
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