最高出力380馬力…ロータリーエンジンを搭載したカプチーノの実力とは?

スズキ・カプチーノ

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様々な車種でエンジンを載せ換えるエンジンスワップ。今回は軽自動車なのにロータリーエンジンを搭載してしまったという380馬力のスズキ「カプチーノ」をご紹介します。
Chapter
13Bロータリーエンジンを搭載したカプチーノ
普通車として再登録され、カスタマイズ箇所も多数
このカプチーノの走りはいかに!?

13Bロータリーエンジンを搭載したカプチーノ

※写真はカプチーノのイメージ

海外では結構行われているエンジンスワップ。海外ではいろんな意味でブッ飛んだエンジンスワップを動画サイトなどで見ることができますが、日本にもタイトルの通りのかなりキテるエンジンスワップ車がありました。

今回ご紹介するのは、軽自動車であるスズキ「カプチーノ」にマツダが誇るロータリーエンジンを搭載したというもの。本来搭載されている660ccのターボエンジンをマツダRX-7(FC3S)に搭載されている2ローターの13B-T型エンジンに換装し、380馬力を発生するそうです。

もちろん、元の13B-Tエンジンはそんなにハイパワーではありませんが、ハイフロータービンに変更、サード800ccインジェクター、アペックス製パワーFC制御などによって、ブースト1.25kg時には380馬力というハイパワーを実現しています。

普通車として再登録され、カスタマイズ箇所も多数

さて、このカプチーノについて、スペック等をもっと詳しく見てみたいと思います。この車両、元々の製作は「Art Engine Racing Development」さんというショップさんが数年前に手掛け、その後は元オーナーから他の方へ売却されたようですが、現在も元気に走っているようです。以下、仕様やカスタマイズ内容をご紹介します。なお、内容は上記売却の際に車両を扱った「イオタガレージ」さんのサイトを基に記載させていただいています。

2012年にはオールペイントにより新車のようになった、このカプチーノ。エクステリアでは、オーバーフェンダーやGTウイング、オーバーサイズのSタイヤなどが目につきます。車体重量は870kgとベース車両よりは重くなっているものの、380馬力という事を考えると、パワーウェイトレシオは、約2.3kg/psというスーパーカーにも負けない数値です。当然、エンジン換装に伴い軽自動車規格には適合しなくなりますので、2011年12月に普通車として新規登録となっています。

インテリアでは、ロールケージやFC3S用タコメーター、フルバケットシートなどが取り付けられ、かなりスパルタンな雰囲気。画像でスイッチ類はそのままあるものの、エアコン機能も無しだそうです。エンジンルームは、軽自動車としては普通車並に広いと言われるカプチーノでもさすがにぎっちぎちにエンジンや補機類が詰まっています。

このカプチーノの走りはいかに!?

このカプチーノの走行動画も、ご紹介します。車内からステアリングおよびメーターパネルを撮影したものなので、スピード感や走行コースの状況は分かりませんが、勇ましいサウンドから、このカプチーノの性格は少なからず伝わってくる気がします。

動画では、ほぼコーナーリング個所も無く、まっすぐ走っている感じですが、エンジン音を含めスポーティー感満点ですね。足周りも車高調やヨコハマのSタイヤADVAN A050をフロント195/50/R15、リア205/50/R15に装着していたり、コンパクトスポーツも顔負けの走りを実現しそうです。参考までに、筑波サーキットのコース1000でのスポーツ走行では43秒台のタイムだとか。
今回ご紹介したハイパワーカプチーノ。普段使いには安全性能とか、色々な意味でちょっと心配な点もある気がしますが、ミニサーキットなどで全開走行したら非常に楽しそうですね!
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