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ホイールの「J」という単位は何を表しているのか?インチアップ時の注意点

フランジ形状を表している記号

フランジ形状とは、タイヤホイールリムのうち、最も外側に来る部分のことです。タイヤとホイールの接触面とも言えます。このフランジ部分のサイズによって、いくつかの分類に分けられます。

メジャーなものでは、B・J・JJがあります。その分類についてみてみましょう。
B:リム面からフランジ頭頂部の高さが14mm、フランジの厚さが10mm
J:リム面からフランジ頭頂部の高さが17.5mm、フランジの厚さが13mm
JJ:リム面からフランジ頭頂部の高さが18mm、フランジの厚さが13mm

という三種類。JJという表記の場合、フランジがより分厚く大きくなります。フランジ部分はリムよりも外側に出ている部分であるため、大きくなる=ぎりぎりのセッティングだとはみ出す可能性も…。

ホイールの幅とタイヤの幅

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ホイールの幅は、フランジ形状と合わせて、8Jや9JJなどと表記されます。この8や9の単位は、インチを示しています。例えば、18x8Jという場合、直系18インチ、横幅8インチのJフランジという読み方になります。

1インチは25.4mmですから、203.2mmということになります。ちなみに、この203.2mmはフランジ部分は含んでいないサイズです。例えば、このホイールに横幅225のタイヤを履かせる場合、フランジがJであれば13mmとなります。すると、内側と外側併せて26mm。合計229.2mmとなり、断面幅からみるとホイールのほうが大きく見えますが、実際の横幅は断面幅より少し広くなりますので調度良いのです。

また、タイヤ側にリムガードが付いているタイヤも増えており、併せてサイズを検討したほうが良いでしょう。8Jに215タイヤだと引っ張りタイヤになりますし、235タイヤだとタイヤが外に出る分、少し不格好になるかもしれません。

オフセットにも影響がある

ホイールを買い替える時に重要なのは、インセット(旧名称オフセット)です。オフセットが大きくずれると、ホイールが内側に入りすぎてしまいサスペンションに接触したり、或いはフェンダーからはみ出してしまうなど、非常に不都合の多いものです。インセットは、ホイールの中心線から取り付け面までどちら側にどれだけ距離があるかを示します。

例えば、インセット50(オフセット+50)の場合、ホイールの中心面からみて外側に50mmの所が取り付け面となります。8Jの場合、横幅229.2mmの中心点114.6から50mm外側ですので取り付け面から外側のリム先端までは64.6mmとなるのです。

もしこれが9Jの場合、ホイール幅は254.6mmとなり、中心点は127.3mm。インセット50の場合は、取り付け面から外側に77.3mmのこるので、8J比で12.7mm外に出ます。もし、8Jの段階でフェンダーツライチの場合、12.7mm外に出ることになるため、9Jではインセットを63~65mmの間で選ぶ必要があります。

ただし、その分、内側にもスペースを必要としますので、注意しましょう。国産車で、純正からサイズを変更する場合、ディスク面からフェンダーまで余裕があることも多く、このあたりの計算も必要です。

サイズ確認はリフトアップした状態ではダメ

ホイールがキチンと入るのかどうかを確かめる際に、リフトアップした状態でホイールを装着してみるということはないでしょうか。実は、この状態で収まっているように見えても、実際タイヤを装着し、接地してみると内側に当たる、というケースもあり得ます。

サスペンションが上下する時、タイヤは上下だけでなく、斜め内側に入っていくいきます。その為、接地すると内側のサスペンション部品と接触する可能性も。

実際、装着して試す場合、タイヤを組んで装着して接地してみる必要があると言えるでしょう。また、オフセットなどは個体差により数ミリのズレがある事もありますので、机上計算でぎりぎりのセッティングにしてしまうと、上手く装着できないことがあります。

フランジ形状を気にしてホイールを選ぶ、ということは少ないのではないかと思います。ただ、オフセットを考える時などはフランジ形状も含めてサイズの検討をしないと、はみ出してしまうケースも考えられますので注意しましょう。

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