サイドブレーキが凍る!?寒冷地で駐車する時は何に注意をすればいいのか?

無題

まずは駐車する場所に注意

寒冷地ともなると、駐車する時から注意が必要です。果たしてそこは駐車していい場所なのかどうか…?

吹雪いてきたら吹出まりになって車を出すのも一苦労…というのはさすがに事前に知りようも無いのですが、注意するとしたら「傾斜」でしょう。駐車場が傾いている場所なら、その車で駐車場一面が凍りついている時に発進できるかどうかも問題です。

また、自走式の立体駐車場や、駐車場から道路への出入り口がきついスロープになっているなど、慣れていない人がスタックしたり、スリップ事故を起こさないような場所に止めるのが無難ですね。

豪雪地帯ではドアを閉める時も注意

筆者の知人が、とある豪雪地帯に営業に出かけた時の事です。K11マーチで出かけて、訪問先に着いてドアをバタン、と閉めた直後、見事な枝ぶりを誇る大木から、巨大な雪塊がドガッ!と落ちてきたそうで。

哀れマーチは降ってきた雪の重みで、天井をものの見事にベッコリ凹ませたそうです。

呆然と立ち尽くす知人を哀れに思ったのか、一部始終を見ていた訪問先の社長から暖かいねぎらいと契約のハンコはもらえたそうですが…帰ってから今度は上司の雷が落ちたそうです。

凍るサイドブレーキ

寒冷地ではいろいろなものが凍りますが、見えるところが凍るとは限りません。典型的な例がサイドブレーキで、正確にはサイドブレーキワイヤーにこびりついた雪が凍って、びくとも動かなくなります。

サイドブレーキレバーや、足踏み式ならペダル、あるいはスイッチでも何でもいいのですが、運転席から解除操作はできます。

しかし、肝心のワイヤーが動いていないので、実際にはサイドブレーキを解除できておらず、ブレーキを引きずりながら発進するか、その場でタイヤを空転させてスタックするか。

寒冷地で雪に埋まるような時は、ギアをニュートラル以外のどこかに入れて動かないようにしておき、サイドブレーキをかけない事も多いです(エンジンをかける時は注意)。

刺さらない鍵、開かないドア

ドアの鍵穴が凍るのもよくある話です。鍵穴は鍵で押し込まない限り開かないようなフタがついてますが、それが凍ってガチガチになっていると、鍵を刺そうとしてもフタが開きません。

解氷スプレーかお湯でもあればいいのですが、都合よくその場にあるとは限りません。そのため、鍵を開かない鍵穴に押し当てながらライターで鍵の先をあぶり、熱伝導で氷を溶かしたりもします。

そこで火傷するのもよくある話です。今ならキーレスエントリーが当たり前なので、昔の車の話ではありますが…。

あとは、ドアの周りのゴムが凍って張り付いて開かない時もあります。こればかりは気合で何とかするしかありませんが、ガバっと開いた時に転んでケガなどなさらぬよう。

フロントガラスの解氷は走り出すまで油断は禁物

寒冷地では、雪が積もって車が埋まるくらいならまだいいんです。雪に覆われた分、案外車は保温状態のようになって、内側までカチカチに凍りついたりしないものですから。

問題は雪は降らないけど、急激に気温が下がって朝を迎えた時です。車内と車外の温度差で、車体やガラスの表面にビッシリと露がついてそのまま凍りつきます。

これは雪と違い、はらってもなかなか取れません。そうだいいものがある!と解氷スプレーを使って霜を落とすのもいいですが、そのまま走り出すと極寒の空気に勢いよく当たったフロントガラスがサーっと凍りつくんですね。

そうなると走っている間はどんどん凍っていくので、フロントガラスが真っ白で何も見えません。窓が凍りつくような気温では、よく暖気してデフロスターでヒーターの温風をフロントガラスに当て、凍りつかない程度に温めてから出発しましょう。

軽油が凍る冷却液もウォッシャー液も

軽油が凍るのは昔から言われている話で、コストの問題もあるのか、凍結防止用の軽油が年中発売されるようにはなかなかなりません。寒冷地でも11月~3月あたりまでのピンポイントでのみ凍結対応軽油を販売していない事もありますから、時期はずれの寒気が流れ込んできたような場合には注意しましょう。

冷却液やウォッシャー液の濃度を上げて、凍結しにくくする対策も重要です。

バナナで釘が打てる低温ではオイルも注意!

寒冷地で凍らないものと言えば、ガソリンと各種オイルくらいです。日本ではさすがにシベリアと違ってマイナス50度以下になる事は無いので、昔のエンジンオイルのコマーシャルでやっていたような、バナナで釘が打てるほどの環境にはなりません。

とはいえ、北海道の一部などマイナス30度を下回る事もある地域では、0Wや5W以上の低温粘度のエンジンオイル、高沸点対応のスポーツ用ブレーキフルードなどは凍りつく事もあります。

凍らないまでも凝固気味になってエンジンのかかりなどが悪くなったり、オイルとしての役目を果たさない事があります。

そこまで極端な環境ですと、そもそも現地の方以外があまり車を運転しない方が良いかもしれませんが、知識として頭に入れておくと、いざという時に便利かもしれませんね。

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